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さて、この映画いかがなものかと?

新作映画のリビューとおススメ映画の紹介、さらには暮らしに役立つ情報を掲載しています。

「X-men:アポカリプス」に危険信号?!酷評と共に興行成績ガタ落ちでピンチ!

映画の話

2016年のオリンピックも終わり、暑い夏も台風の到来でいよいよお開きとなりそうです。

今年の夏は、新作映画にとってもまさに激戦場でした。

9月に入ってもこの状態は続くようで、映画製作者にとっては息も継げない状況です。

 

そんな中、期待を込めてリリースされた映画でも、全く鳴かず飛ばずで終わる作品もあり、この業界の厳しさを思い知らされます。

シリーズ6作目となる「X-men:アポカリプス(X-Men: Apocalypse)」ですが、巷からはかなりの酷評が聞かれます。

今回は、この人気ミュータント映画に焦点を当ててみました。

 

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にわか評論家が言いたい放題

 

こんなブログを運営しているので、私のことを映画評論家だと思っている人もいるようです。

が、それはとんだ誤解です。

確かに、アメリカ在住時はかなりの数の映画を見、劇場にも足を運びました。

視聴した映画の数は、少なくとも1万本は優に超えています。

 

ただ、これは英語の勉強のために必要だったわけで、気が付けばこれだけの数になっていただけの話です。

映画が趣味かと訊かれれば、これがまた実に微妙な部分でして、個人的には格闘技(特に各国の軍隊が行う近接格闘術)の方がライフワークに近いです。

もっぱら、こちらをブログにすればいいのでしょうが、文字に起こせない内容もあるので、映画のリビューに落ち着いています。

 

最近は、年に200本ほどの映画を見たくらいで評論家ぶっている兄ちゃんや姉ちゃんもいますが、出来れば、月に100本くらいは見て欲しいものです。

人は、ともすると好きなものだけを選択する習性があり、それでは評論家としては片手落ちです。

好きでも嫌いでも、清濁併せ呑む覚悟がなければ、いっぱしの論評はぶてません。

 

どんな映画にも面白い部分はあり、どこをどうフォーカスするかでその映画の良し悪しが決まります。

無論、見る側の感性や繊細さ、知識や経験にも左右されます。

ただ見て酷評をたれるのは簡単ですが、その視点に間違いはないのか、先入観で雁字搦めにされてはいないかを、今一度見なおすべきです。

 

エロアニメしか見ないおっさんが、スタンダールの「赤と黒」を読むとは思えず、例え読んだとしてもその面白みを味わえるかどうかは疑問です(飽くまで個人の一意見です)

そんな輩が、ある映画を見て「つまらなかった」とほざいたところで、誰もその意見には耳を傾けないでしょう。

結局はそれと同じで、しっかりした映画の評論をしようと思えば、それだけの金と労力と時間が必要となるのです。

 

幸い、自身が費やした労力は、映画評論家としても不足はないのかもしれません。

しかし、私自身がそうは思わないので、やはり評論家ではありえません。

もし、あなたが映画評論家として記事を書くのであれば、今の数倍は映画のために時間を割かなければならないでしょう(視聴する映画の絶対数が物を言います)

 

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「強い者だけが生き残る!」とは言いつつも、アポカリプスはおっ死にますが。

 

 

酷評に晒されるアポカリプス

 

「黙示録」と訳されるアポカリプス(Apocalypse)ですが、その他には「隠された部分を公にする」といった意味もあります。

アポカリプスが、数千年もの時を経て、これまで隠されてきたベールを取り除いただけでも、この映画は既に完結しています。

要は、何を期待して見るかによって決まるのです。

 

ここでは、この映画の制作スタッフやキャストの紹介は割愛しますが、なぜここまで批評されるのか、その理由だけは少しお話しようと思います。

 

つまらないかつまるかは、あなたの見方次第です。

そりゃ、格闘シーンがいまいちだったとか、ジェニファー・ローレンスの素顔をもっと見たかったとか、アポカリプスの顔色をもう少し良く出来なかったのかだとか、断片的な映像に満足しない人はいるでしょう。

しかし、映画をただの継ぎ接ぎした映像だと見れば、それほど面白くはありませんね。

 

そこへ、映像トリックとか、俳優の演技とか、バックグラウンドの雰囲気などが相まって、予測不能なストーリーを紡ぐからこそ、その映画独特の面白さが表現されます。

全編を通して見て、何か物足りなさを感じるのなら、それは映画があなたの期待に合致していなかったからでしかありません。

当然、スクリプトが良くない場合もありますが、全ての観客が目の肥えた映画評論家ではないのです(それに、屑スクリプトなら製作以前の段階ではじかれているはずです)

中には、何も考えずにただ楽しみたいだけの人もいるので、内容は二の次になることもしばしばです。

 

私もたまに酷評しますが、それはあれだけの予算を投じていながら、前作の良さを棒に振るような作品に対してであり、多くの処女作には敬意を表しているつもりです。

あたかもそれは、行きつけのレストランで、大好きな料理の味が落ちていたときの、客が食事に文句を付けるのに似ています。

とは言え、見ていて腹が立つような作品もあり、そのような映画は初めから取り上げません。

もしあるとすれば、それはアンチな応援の仕方です。

 

そこで肝心の「アポカリプス」ですが、いささか製作者の勇み足に終わったことは否めません。

ブライアン・シンガー監督ほどの人が、よもやあそこまで矛盾に満ちたストーリーを展開するとは、世間の不評を買っても致し方無いと思われます(どの辺りに矛盾があるのかは映画を見てのお楽しみです)

シナリオに問題があったのか、それとも製作段階での変更がそうさせたのか、真相を探るのは不可能ですが、挙げるとすれば、全ての要素を一度に盛り込もうとしたのが原因のようです。

 

前作までは、オリジナルシリーズの前日譚といった扱いで、かなり斬新に映りました。

しかし、回を追う毎に時系列の歪みが生じたため、今作でそれを一気にカバーしたかったのかもしれません。

海外の評価サイトでは酷評が相次ぎ、興行収入では製作費を取り戻すのがやっとです。

 

ちなみに、「ズートピア」の興行収入は、10億ドル($1,023,191,334 )を突破しました(3月4日全米公開)

しかし、「X-Men:アポカリプス」の収益は、5億ドル($542,729,107)を超えた程度です(5月27日に全米公開)

この差が、日本の興行収入だけで埋まるとは思えず、明らかに不人気なのが伺えます。

 

観客が見たいキャラクターを、要所々々に配置したい気持ちは分かりますが、どうにも蛇足気味に感じてしまいます。

今後の作品のパイロットランプ的に、新しいキャラクターの登場に期待を持たせる手法にも納得は出来ますが、いかんせん上手く働いていないようです。

特に、コミックの信者にしてみれば、主役級でもないキャラの活躍に、今作品は全くの駄作に見えたことでしょう。

 

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そろそろネタ切れのヒーロー映画

 

アニメ「ワンパンマン」のサイタマのように、コミカルなキャラならどうとでも弄ることが出来るのですが(真面目にしても良し、悪にしても良し、どうとでもキャラが変えられる)、従来のヒーローは融通がききません。

例えば、サイタマには良心の呵責もなければ、弱点もありません。

でたらめに強くて、その上に突拍子もないお人好しで、さらにすぐ金に目のくらむ、いわゆるゲスタイプのヒーローです。

 

対してスーパーマンは、良心の人であり、弱点はクリプトナイトです。

アイアンマンも、悪即斬(斎藤一か)をモットーとしながらも、武器商人であったことの罪の意識から逃れられません。

ハルクであるロバート・ブルース・バナーなんぞは、存在そのものに罪を感じており、弱点は彼自身の心の葛藤です。

 

他にも上げれば切りがありませんが、ヒーロー映画はいかに敵を作り上げても設定そのものに限界があります。

方やアニメで比較の対象にもなりませんが、それでも「ワンパンマン」は、ヒーロー作品としては面白いです。

まず、マーベルやDCのヒーローにはないワクワク感を与えてくれます(そこで、「スーサイドスクワッド」のような映画を作ったのですが、これがなかなか上手く行かない)

 

この先、どれだけ手を変え品を変えて新作を公開しようが、リミテーションのあるキャラクターでは作れる範囲も限られてきます。

そこで辿り着くのが時間を遡る方法ですが、これには必ずストーリーの綻びが付いて回ります。

結局のところは、一つのヒーローに固執ぜず、常に新しいキャラクターを映画化することがヒットに繋がる秘訣ではないのでしょうか(アイアンマンがヒットした理由がここにあります)

 

 

終わりに

 

極稀に、どこで頭を打ってきたのか、とんでもないイチャモンを付けて来る奴がいます。

先週末にテレビで放送された「ゴーストバスターズ」を、面白くなかったと私のせいにするドアホがいました。

テメエの脳みそが膿んでいるのに、こっちにその責任を押し付けるとはふてえ野郎です。

 

いくら名画を見ようとも、見る本人に感受性がなく、また甘受する経験則がなければ、その映画の面白さを理解するのは不可能です。

無論、100人の人間が面白いと思うものを、1人の人はつまらないと言うかもしれません。

しかしそれは、その個人に問題があるわけで、他の人には関わりのないことです。

もし、ここで推薦する映画が面白くなくても、それはあなたが対峙すべき問題で、私には関わりのないことです。

 

それを、ことさらこちらに問題があるように、クソ忌々しい記事を書く輩がいて困ります。

部屋にこもってマスターベーションにふけっていると、とかく他人事にも文句を言いたくなるようです。

了見の狭さは、面白いものを面白いとも言えず、穿った見方ばかりに終止します。

 

感性の乏しい人は、今後の社会では必要とされなくなるでしょう。

感性を豊かにするには、先ず芸術に触れるのが手っ取り早くて確かです。

映画は、いわゆる総合芸術とされており、感性を豊かにするには映画を見るのも一つの方法です。

想像力を養い、感情豊かな人生を歩みたいのなら、ぜひ時間をとって映画を見るようにして下さい。

 

「X-Men:アポカリプス」は、ただ今絶賛公開中です。

 

 

こちらもおススメです。

wwptalk.hatenablog.com

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「 X-Men:アポカリプス」トレーラー(英語版)