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さて、いかがなものかと?

暮らしに役立つ情報をメインとし、超常現象や都市伝説、さらに新作映画のレビューを掲載しています。

「キング・オブ・エジプト」は嫌われても罵倒されても公開される反骨精神の塊のような映画だ!

 

今回は、全米で2月29日に公開された歴史的アクションファンタジー映画(?)、キング・オブ・エジプト(以前はゴッド・オブ・エジプトとして掲載)をレビューします。

ウワサに違わず、あまり評判は良くありません。

最近では、この映画のスマホCMが話題を呼んでいるようです。

 

 

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かなりアンチの多い作品で、日本でもそれほどは宣伝されていません。

これから頻繁に目にするようにはなると思います。

「タイタンの戦い」や、「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」のような映画を見た人を、ターゲットとして作られています。

 

こちらで公開されているトレーラーの方が断然面白いです。

gaga.ne.jp

 

作品情報

 

邦題:キング・オブ・エジプト
タイトル:GODS OF EGYPT
監督:アレックス・プロヤス

キャスト

ホルス神 / ニコライ・コスター=ワルドー
トート神 / チャドウィック・ボーズマ
セト神 / ジェラルド・バトラー
ハトホル女神 / エロディ・ユン
盗人ベク / ブレントン・スウェイツ
ザヤ / コートニー・イートン

製作年 :2016年
製作国 :アメリカ
配給 :ギャガ

 

日本での吹き替え声優が決まりましたが、これに関してはあえて触れないようにしておきます。

ファンの動員を狙っているようで、そこはかとなく健気な気がします。

ただ、映画をそのまま楽しみたいのなら、吹き替え版はおススメしません。

 

 

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「ハリウッドの種馬」との異名を取るとか取らないとかと言われるジェラルド・バトラーさん。この映画ではどんな演技を見せてくれるのでしょうかね。

 

 

この映画が批判される理由

 

暫く前にニュースにもなりましたが、アカデミー賞にノミネートされた俳優が白人ばかりだということで、本場ハリウッドでは今でも物議の種になっています。

それを受け、監督のスパイク・リーなどは、アカデミー賞の出席をボイコットしたほどです。

 

キャストにも白人ばかりが顔を揃え、マイノリティー(白人以外の少数人種)の出演は年々少なくなって来ています。

アメリカでは、警察官による有色人種(もっぱら黒人とヒスパニック)への弾圧が止まず、少なからずハリウッドにも影響を及ぼしています。

キング・オブ・エジプトでも、キャストのほとんどが白人で、本来マイノリティーを使うべきシーンでも白人が起用されるといった、おかしな現象が起こっています。

 

 

白人ばかりが出でくるエジプト王朝

 

紀元前3000年のエジプトは、王国により秩序が保たれていた時代です。

奴隷制度があり、多くの人種が入り乱れていたのは明らかです。

とは言え、古代エジプト人が白人だったとは聞いたこともありません。

そもそもエジプトは、欧州のような白人国家ではなく、いたとしても数は限られていたはずです。

 

ところが、この映画では、神は勿論のこと、兵士や庶民に至るまでのほとんどが、白人です。

3000年前のエジプトに、それほどコーカソイド(肌の色が白い)系の人種がいたとは考えられず、既に矛盾をきたしています。

 

しかも、前年に公開された「エクソダス:神と王」でも同じキャスティングミスを犯しており、全米を上げての批判が起こったところでした。

それを、性懲りもなく同じ轍を踏む映画会社に、映画ファンからは不信の目が向けられているのです。

 

 

歴史を無視した設定に無理がある

 

神々を讃えた石像やピラミッドが建ち並ぶ古代エジプト。世界は神と人間が共生し、“生命の神”オシリス王によって統治され、繁栄を誇っていた。しかしそれを嫉んだ弟の“砂漠の神”セトがオシリスを謀殺し、王座を奪ってしまう。オシリスの子“天空の神”ホルスは、セトに妻を奪われた人間の盗賊青年ベックと手を組み、国と愛する人を取り戻すため、困難極まる冒険の旅に出る───。

https://www.gaga.co.jp/cinemas/detail/819/comingsoon

 

 

なぜ、神と人間が手を組むのか? 

 

この辺りが今作品の見どころとなるのでしょうが、生命の神も殺してしまう程の強大な神に対して、無力な人間にはたして何ができるというのでしょうか? 

そこに至るまでにはどのような伏線が敷かれ、どうやって辻褄を合わせるのかが見ものです。

 

しかし、公開前から苦情が殺到しているのは、何も人種的偏見についてだけではありません。

 

登場する神々の姿が、少々史実と異なっていても文句をいう人はいません。

ところが、ありえない建造物が作られているのには、非難の集中砲火が浴びせられています。

 

 

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今作は、アクションファンタジー映画として製作されていますが、飽くまでも設定は過去の地球でエジプトが舞台です。

映像の一部を見ても歴然ですが、過去にエジプトがこのような都市であったとは考えられません。

荒唐無稽の作り話に、歴史家やファンの間からは怒号さえ上がっています。

 

 

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過去戻りするハリウッド

 

ハリウッド一の美女とうたわれたエリザベス・テイラーを主役にし、当時の金額で4400万ドルを費やして製作された超駄作、「クレオパトラ」をご存じですか?

リズは確かに美女でしたが、リチャード・バートンとの不倫が公にされて総スカンを食いました。

映画はヒットするのですが、製作費が巨額だったので、いくら儲けても最終的には雀の涙ほどの額しか残りませんでした。

 

この映画でも、白人以外はほぼキャスティングされず、奴隷役の人達は顔に色を塗って出演していました。

その頃のハリウッドには公然と人種差別がまかり通っていたために、その後は方針が見直されます。

それ以来、特定の国を舞台にする場合は、なるべくその国の人種をキャスティングすることが定められました。

 

しかし、昭和初期の花魁を描いた映画「SAYURI」では、主演に中国人のチャン・ツィーを起用し、日本人を中国人が演じたとして非難されました。

こうした人種的偏見を目の当たりにすると、ハリウッド映画は、過去戻りを果たしているように感じます。

ある意味、進歩や成長をしない業界、と言えます。

 

 

終わりに

 

今後も、この「キング・オブ・エジプト」が脚光を浴びることはないでしょう(一部のコアなファンが付く、絶対!)

大体、一介のこそ泥が主演を務めるのは、ディズニー映画「アラジンと魔法のランプ」だけで十分です(二番煎じでも勝てば官軍)

子供に見せるアニメだからこそ成り立つストーリーで、それを大人がやっても見られたものではありません(でもそこがいいのかも)

常識的に考えても、盗人が王宮に入って捕まれば即死刑です(映画ですから死にません)。

王宮に務める女官との恋物語などは、到底考えられません(それをするから人が見る)

かなり無理をして書いたシナリオでしょうから(抜け道は常にある)、違和感は拭えないはずです(面白ければ許される)

 

とまあ、悪評ばかりが目立ち、全く期待されていない感のある映画ですが、ひょっとすると化けるかもしれませんね(化けろ化けろ)

日本では人気が出ることも考えられるので、一応レビューを載せました(私は期待満々)

 

 

既に、心の声が漏れ出ていますが、私はこの手の映画が結構好きです。

この「キング・オブ・エジプト」にも、かなりの期待を寄せています。

 

 

「キング・オブ・エジプト」は、全米で既に公開されましたが、日本での公開は9月に予定されています。

9月9日(金)から全国のTOHOシネマズで公開されます。

 

乞う、ご期待!

 

 


Gods of Egypt Official Trailer #1 (2016) - Gerard Butler, Brenton Thwaites Movie HD

 

 


Gods of Egypt Official Trailer #2 (2016) - Brenton Thwaites, Gerard Butler Movie HD

 

 

不人気なら負けません。こちらの映画では、日本の人気モデルをキャスティングしてしまいました。

wwptalk.hatenablog.com

 

1億6000万ドルもの制作費をかけた割には、鳴かず飛ばずで終わった作品です。

日本での興行は、ようやく160万ドルに達したくらいです。

人気タレントを声優に起用するなど、話題を提供したにも関わらず予想を下回る結果となりました。

ここはもう、「バイオハザードⅥ ザ・ファイナルチャプター」に期待するしかないようです(冗談、冗談)。