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酒に酔わない方法を考えるよりも二日酔いの対策を立てる方が賢い理由

 

2016年3月15日の東京は晴天。気温は11°となっている。まさに、春到来の一日だ。

春といえば花見を思い出し、花見といえば酒盛りだ。

毎年、この頃になると、二日酔いに苦しむ人が急増する。

 

そこで、二日酔いにならない方法を考えてみた。

酒に酔わない方法があればなお良いが、残念ながら、人間が草薙素子のように義体でもしない限りは無理な話だ。

二日酔いへの対策と、なりにくくする方法をご紹介する。

 

 

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目次

 

アルコールが体に入るとどうなるのか?

 

二日酔いへの対策を考える前に、先ずは酔のメカニズムを知っておく必要がある。

アルコールが体内に入ると、どのような変化が起こるのかを見てみよう。

 

先ず、酒を飲むと、摂取したアルコール分の30%が胃から、そして残りの70%が小腸で吸収される。

それも、わずか1~2時間でだ。

 

もし、アルコールが小腸に到達するのを遅らせることが出来れば、吸収されるのも遅くなる。

空腹時に酒を飲むと、胃に食物がないためにアルコールの吸収が早くなり直ぐに酔う。

だが、胃の中に食物があるとアルコールの吸収が遅れるので、酔うのも遅くなる。

 

アルコールが吸収されると、血管を通って体中の全ての組織に均等に分布される。

その後、脳細胞へ入り、神経細胞の中にある神経伝達物質の受容体に作用して、麻酔薬や睡眠薬と同じような働きをする。

そして、アルコールが引き起こすこの働きを、酔いと言う。

 

アルコールの大部分は、肝臓で酵素アルコール脱水素酵素のADHアルデヒド脱水素酵素のALDHによって二酸化炭素と水に分解される。

アルコールは、初めにADHによってアルデヒドに分解され、さらにアルデヒドをALDHが酢酸に分解する。

この過程に生成されるアルデヒドが、悪酔いの原因となる物質なのだ。

 

吸収されたアルコールは、ADHとALDHによって分解され、最終的には水と二酸化炭素となって排出される。

一連の分解にはブドウ糖がエネルギーとして使われるので、血液中の血糖値が下がりお腹が減る。

分解されてできた水は尿となって出されるので、体内の水分も不足する。

 

以上が、酒を飲んだ時に体の中で起こる化学反応(生体反応と言うべきかな)だ。

 

 

アルコールの吸収を抑えるには?

 

上でも書いたように、アルコールの吸収を遅くするには、飲酒の前に胃の中に何か食物を入れておくのが良いと言える。

しかし、小腸で70%のアルコールが吸収されるのは面白く無い。

そこで、アルコールの吸収を抑える方法を考えてみる。

 

しかし、結論からすると、吸収を遅くすることは可能だが、吸収を抑えることは難しい。

なぜなら、アルコールの分子はとても小さく、食物くらいでは吸収を妨げる役には立たないからだ。

そこで、吸収されたアルコールをなるべく早く分解し、水と二酸化炭素に変える方法にシフトすることにした。

 

 

アルコールの分解を早める方法

 

1.  肝機能を高める

アルコールの分解は肝臓で行われるから、肝臓の働きを良くすればアルコールの分解も早くなる。

肝臓でアルコールを分解する際に必用なのは、タンパク質と水と糖分だ。

 

タンパク質は、細胞を構成するアミノ酸を供給してくれる。

糖分は、エネルギーとして不可欠だ。

水は細胞の代謝に必用なので、これが不足すると一大事になる。

 

よって、肝機能を高めるためには、アミノ酸、糖分、水を多く含んだ食物を食べることが推奨される。

 

2. ADLとALDHの働きを高める

アルコールは、アルコール脱水素酵素(ADL)とアルデヒド脱水素酵素(ALDH)によって、最終的に水と二酸化炭素に分解される。

この二つの酵素の働きを活性化するためには、ビタミンがいい。

 

ビタミンを摂れば、アルコールが分解されやすくなる。

酒を飲むときは、ビタミンを摂るようにすることだけを覚えておこう。

血中のアルコール濃度を、早く低下することも分かっている。

 

3. ウコンの力とヘパリーゼ

結論から言えば、ウコンの力は良さそうだがヘパリーゼは効果が期待できない。

そして、ウコンの抽出物を摂り過ぎると健康被害を及ぼす。

 

ウコンに関する学術的な意見 

ウコンに含まれるクルクミンは、胆汁の分泌を活発にすることによって肝細胞を刺激し、肝機能の改善あるいは維持に寄与し、最大の代謝性臓器である肝臓全体の働きを良好に維持するものと考えられています。

しかしその一方で、大量摂取による肝臓の脂肪変性が示されるなど、摂取量による機能性と安全性に対する疑問点や他の構成成分の影響などは明確に示されていないのも現状です。

 

ヘパリーゼに関する記述

 メーカーのゼリア新薬によれば、ヒトの肝臓に対し有効性を確認した証拠は一件もなく、示されたのはマウスの実験結果だけ。そこでアルコールによる肝臓への悪影響を抑えた投与量は、70kgの大人の場合、『ヘパリーゼW』700本分にも相当する量だった。
そもそも肝臓水解物は、肝臓庇護剤として医療用医薬品としても認められているがヒトで有効性を示す研究はほぼ無い。

 

以上から、ウコンの力の使用はほどほどにしておくことと、ヘパリーゼは、効いたような気にはなるがほぼプラシーボ効果(効いた気になる思い違い)しか望めない、となった。

 

 

飲酒の後にはラーメンがおススメ?

 

特にラーメンに限ったわけではないが、糖分である麺(炭水化物)と、タンパク質である肉と、酵素を活性化させる補酵素のイノシン酸(旨味成分)を多く含む食事を考えた場合、一番手っ取り早いのがラーメンになった。 

出汁の効いたうどんでも蕎麦でもいい。

ただし、タンパク質が不足するかも知れないので、卵を付けるとか、肉や揚げを入れるとか、何か一工夫するのが望ましい。

 

日本では、酒の後にはラーメンを食べるのが常識化されているようだが、それは日本にラーメン屋が多いからであって、ラーメンを食べたからといって二日酔いにならないとは限らない。

そこで、さらに二日酔いにならないための方法を見てみよう。

 

 

二日酔いの防止策

 

1. 水分の補給を忘れずに

酒を飲んでいる最中にも、水を飲むのを忘れないように。

人によっては、「飲んでいる最中に水を飲むとは興醒めだ」とか、「雰囲気が悪くなる」とかいう輩がいるが、そんな奴は無視しても構わない。

二日酔いになって苦しい思いをするのはあなただ。

仕事に支障をきたして嫌な思いをしたくないのなら、先ずは自身の体を第一に考えよう。

 

2. 果物を食べる

糖分と水分を同時に取れる上に、ビタミンも含まれている。

酒を飲んだ翌日には、進んで果物を食べよう。

特におススメは、柑橘系のフルーツだ。

オレンジやグレープフルーツは、値段も手頃で入手もしやすい。

キウイや柘榴もいいが、オレンジに比べればやや値が張るので、おススメするには適さない。

 

3. プロテインシェイクを飲む

酒をたくさん飲んだ翌朝は、なかなか食事をする気にはならないし、作るのも面倒だ。

しかし、これが二日酔いを助長する原因になる。

その点でも、プロテインシェイクなら簡単に作れるし、栄養素のバランスも取れている。

タンパク質に炭水化物、それに必用なミネラルにビタミンも含まれているので、一つは持っていたい補助食品だ。

 

4. 明日葉茶

この葉っぱは、以前はただの雑草として処理されていた。

だが、今や色々な病気に対して効果があることが分かっている。

特に、糖尿病やアルツハイマー症にも有効とされている。

 

この明日葉を、お茶にして飲むといい。

含まれているカルコンという成分が、肝機能を高めてアルコールの分解を促進してくれる。

ついでに、胃酸の分泌を抑制するので、胃のむかつきを和らげてくれる。

 

5. 柿の葉茶

柿の葉茶には、緑茶の20倍ものビタミンCが含まれている。

柿の葉茶に含まれるビタミンCはプロビタミンと呼ばれており、これは加熱しても壊れない。

ホットドリンクにしても、レモンの何倍ものビタミンCが摂れる。

 

しかも、柿の葉茶はカフェインを含んでいない。

しかし、メリットも多い分、気を付けて飲む必要もある。

タンニンを多く含むので、低温で淹れるのが良いとされている。

70°C以下の湯を使えば、美味しい柿の葉茶が淹れられる。

 

 

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これらの食品を食べていれば、二日酔いにはなり難くなる。

 

 

酒をセーブする方法

 

テキサス大学の研究によると、アルコール中毒のネズミにビタミンを多く含む餌を与えたところ、アルコールに対する興味を大幅に失くすことが分かった。

人間も同様で、バランスの取れた食事と十分なサプリメントを取ることで、アルコール依存症を改善できたという例がある。

ビタミン(A、D、E、C、B12、B1、B6)と、カルシウム、マグネシウム、コリン、イノシトール、ナイアシンを、タンパク質の多い食事と一緒に取ると効果があり、マルチビタミンは悪くない。

アルコール中毒患者を診察しているH・L・ニューボルド医学博士は、グルタミン500㎎(アミノ酸の1種)を1日3回摂ることで、酒を飲まなくても済むようになると言及している。

 

 

 酒を飲んでもいい時間と悪い時間

 

マサチューセッツ大学のジョン・D・パルマー博士は、アルコールの成分が血液中に残る長さは、1日の中でも時間帯によって変わると報告している。

血液中にアルコールが残る時間が長くなれば、それだけ脳細胞に作用する時間も長くなる。

 

A. いい時間帯 

体が、アルコールに対して最も抵抗力がある時間帯は、夕方から夜の早い時刻まで。

 

B. 悪い時間帯

午前2時から正午までは、アルコールに対しての抵抗力が最も低下する時間帯。

 

酒を飲むなら、夕食後から午前0時までが良く、この時間帯を過ぎるとアルコールの分解速度も低下し、二日酔いになりやすくなる。

 

 

終わりに

 

酒は百薬の長と言われるが、されど万病の元ともされる。

飲まなくて良いのなら、なるべく飲まない方がいいのだが、それでも飲む機会はあり、体はどんどん悪くなる。

 

アルコールが体に及ぼす影響は、以下の通りだ。

アルコールは興奮剤ではない。

むしろ、中枢神経系の鎮静や抑制する働きをし、静脈を損傷する可能性がある。

 

飲酒によって体を温めようとするのには無理がある。

なぜなら、発汗を増大させ熱を放出するので、結果的には寒さを感じることになる。

 

アルコールは細胞から水分を奪う原因となり、続けていると脳細胞を破壊する事にもなりかねない。

アルコールは、体内のビタミンB1、B2、B6、B12、C、K12、葉酸、亜鉛、マグネシウム、カリウムを著しく減少させる。

1日に4杯の酒を飲むことで、内臓が損傷を受けるのは明らかだ。

肝臓は、脂肪の分解を後回しにしてアルコール分解を先に行う。

分解を後回しにされた脂肪は肝臓に蓄積されていき、肝臓の脂肪処理能力を低下させる。

 

これほど体には悪影響があるのに、人はまだ酒を飲みたがる。

子供には、「体に悪いから飲んではいけない」と言いながら、分別の付く年齢になってから体を悪くすることを始めようとする。

何とも矛盾に満ちているが、この後も数百年は続くだろう。

 

体のことを考えるなら、酒は飲まずに過ごす方がいい。

ま、できればの話だが。

いずれにせよ、酒に酔わない方法を考えるよりも、二日酔いの対策を立てる方が賢いようだ。

 

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