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さて、いかがなものかと?

暮らしに役立つ情報をメインとし、超常現象や都市伝説、さらに新作映画のレビューを掲載しています。

アルビノの寿命はなぜ短い?好奇の目に晒され続ける悲劇に終止符を!

今言うべきこと

外見が人並み外れて良い人は、それだけでも多くのアドバンテージが得られる現代社会です。

これは、今に始まったことではありませんが、インターネットが普及した現在では、その傾向は以前にも増して顕著です。

ただし、持って生まれた才能も、「磨かぬ珠に光なし」の例え通り、そのまま放置しておいては朽ちるのを待つばかりです。

全ての能力は鍛錬してこそ輝き、それをサポートするのは心でありまた精神です。

 

しかし、人間の中には大きなディスアドバンテージを伴って生まれる人もいます。

彼らには、理解よりも好奇の目に晒される場合の方が多いようです。

 

今回お話するアルビノは、そんなハンデと共に生まれた人なのでしょうか?

 

 

www.albinism.jp

 

 

アルビノとは?

 

先天線白皮症や先天性色素欠乏症をアルビノといいます。

アルビノとして生まれた人に対しては、アルビニズムと呼ぶべきだとする人もいます。

 

この先天性白皮症ですが、遺伝子の突然変異によりメラニン組織の欠乏によって起こります。

症状は、皮膚や体毛の色素が薄くなり、外見的には抜けるように白い肌と髪を持ちます。

目に症状が出た場合は、毛細血管が透けて見えるために瞳孔が赤くなることがあります。

 

メラニンを有する動物は、例外なくアルビノを発症する可能性があり、原因は分かっていても防ぐ方法は未だに発見されていません。

 

 

アルビノに対する世間の目

 

過去十数年に渡って、何か事がある毎にクローズアップされてきたアルビニズム。

始まりは、アフリカの原住民がアルビニズムを呪術的な目的のために惨殺したことにありました(これは、アフリカの原住民により数百年もの間続けられてきた唾棄すべき因習です)

これには、黒人種の間に突如として生まれるアルビニズムには人知を離れた神秘的な力が宿るとした、間違った信仰が根底にあります。

 

まるでカニバリズム(食人)のように、アルビノとして生まれた個人の肉体を、呪術的儀式の目的に用いているのです(生け贄のようなもの)

 

しかし、アルビニズムに対して好奇の目を向けるのは、文明から隔絶された原住民だけではありません。

 

野生動物の間では、色素が少ないからと差別されることはありません。

ホワイトタイガーはトラのアルビノ種ですが、ノーマル種とアルビノ種が交わることも珍しくはありません。

それに、アルビノ種との交配で次世代にアルビノが発現するかどうかも分からないのです。

 

しかしながら、人間社会においてだけは、このアルビニズムに対して少なからず偏見の目を向ける風潮があります。

 

スマホゲームとしては知らない人のいないモンスターハンター

その中に登場する4Gの特撰アルビノ

ゲームに興じない人にとっては意味すら分かりませんが、なぜアルビノの名を冠しているのかが理解に苦しむところです。

 

さらに、ボーカロイド、初音ミクが歌う「アルビノ」は、アルビニズムとして生まれた人を応援する歌詞なのでしょうが、どうも釈然としない気分が残ります。

 

とまあ、全く関係のない分野にも、このアルビノが登場してきます。

差別的な意味はなくても、ある種の好奇の目に晒されている事実は否めません。

 

映画のキャストに、真っ白い髪に真っ赤な瞳を持つ男女を起用したとしても、それでアルビニズムに対する理解が深まるとは思えません。

彼らにすれば、それを他の人にはない売り物とするのなら別ですが、ただ物珍しさのために使われているのなら悲劇としか言えません。

 

 

アルビノをネタにするインターネット

 

どこかのまとめサイトでは、アルビノ種の生物を特集し、それによりアクセスを稼いでいます。

動物ならまだしも、人のアルビノを集めて悦に入っている輩もいます。

2ちゃんねるに至っては、その外見にまで言及し、あからさまに差別発言をするゲスもいるほどです。

 

確かに稀有な存在ではありますが、人間であることには変わりなく、彼らは決して100年前の見世物小屋に暮らしているわけではないのです。

もし理解が出来ないのなら、せめて波風を立てず、衆目に晒す愚行を犯さないことです。

 

アルビノで検索をかけた場合、先ず検出されるのがバカげたまとめサイトです。

悪いことではないにせよ、少なくともプラスに働いているとは考えられません。

それが僅かなことであれ、アルビニズムにとって不利益とされるのであればなくすべき必要があります。

 

日本では、アフリカの原住民が起こすような悲劇は生まれないでしょう。

とは言え、どこで類似した事件が発生しないとも限りません。

アルビニズムに対する扱いは、繊細さを持って取り組まねばならないのです。

 

 

アルビノの寿命

 

全てのアルビノ種が短命であるとは限りません。

それこそ個体差はあるのでしょうが、むしろその寿命を決めているのはアルビノ以外の人かもしれないのです。

 

メラニン色素の不足により、紫外線に対して脆弱であることは分かっています。

その他にも、遺伝子的な持病を持つ場合もあるようですが、肉体的には何ら健常者と変わりません。

 

ただ、一部のアルビノ患者(?)から言わせれば、世間の目や因習が彼らを追い詰めているとしています。

そして、何よりもそれがアルビノを短命にしている一番の原因であり、顕著な例がアフリカのアルビノ狩りです。

 

アルビノが健常者よりも短命だとする考えは、どうやら間違っているようです。

しかしながら、彼らが異常なほど他人の目に晒されていることは事実であり、またそれがストレスとなって変調を来す要因となっているのも事実です。

 

 

最後に

 

手の中に収まるくらいの小さな箱が、遠く離れた人との意思を繋ぐ時代。

部屋にいながらでも世界中の情勢が手に取るように分かり、明日の天気ですら高確率で予測できる今日です。

 

人類が初めてこの惑星の表面に現れて以来、我々は目覚ましい発展を遂げてきました。

外見的な進化はもはや見られませんが、脳内では今でも高速に変化を続けています。

にもかかわらず、いつまで経っても差別や偏見は無くなりません。

時には意図的に、時には知らずして、差別や偏見は生まれます。

 

文明こそは発達しましたが、心や精神だけは遥か数万年前に取り残されているように思えてなりません。

外見が少し違って見えるというだけで、その人の命を断つような世界に、果たして未来はあるのでしょうか?

 

今年はオリンピックイヤーです。

平和の祭典とされるオリンピックが開かれます。

全ての人種が一同に介し、肉体的な優劣を競います。

 

このオリンピックと同様に、差別や偏見を無くすための競い合いがあれば、地球はもっと住みやすくなるでしょうね。

そんな日が来ることを、ただ願うばかりです。