さて、いかがなものかと?

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英会話にはたして文法は必要か?そのメリットとデメリットを挙げてみた

 

Yahoo知恵袋などの検索系サイトを眺めていると、たまにこんな投稿が目に付きます。

 

英会話に文法は必要か?

 

多くの回答がある中で、大抵ベストアンサーに選ばれるのは、「必要」という答えです。さて、英会話だけに関して見れば、はたして本当に文法を学ぶ必要はあるのでしょうか?

副業とは言え、英語講師歴15年のキャリアがあり、海外での生活を15年以上送ってきた私が、会話する際に英文法がもたらすメリットとデメリットをお伝えします。

 

 

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少し英語が分かるだけで、上の写真のようなジョークにも笑えてしまいます。多くの日本人が英語の修得を必要と感じているのは、もはや時代の流れだけではないようです。

 

 

目次

 

 

日本人が陥る英文法神話

 

英会話教室で教わることとは

 

一部上場企業の英語研修は、企業戦士の仕事が終わる午後の6時を回った頃から始まります。自動車でお馴染みのH社では、朝の8時からクラスが開かれました。コンピューター大手のI社では、真っ昼間の3時に授業を行いました。

さすがは上場企業だけあって、どの生徒さんも集中力は大したものでした。ただ、週に一度、たった三時間程度のクラスでは、目に見えた進歩は望めませんでした。

年齢が若くなればなるほど復習にムラがあり、企業のトップクラスになればなるほど覚えも早く、進捗状況も目覚ましいモノがありました。


これまでにも幾つかの英会話学校で講師として駆り出されて来ましたが、自身として納得の行くような授業ができたのは、実に片手ほどもありませんでした。なぜ、そこまで思ったほどのクラスが持てなかったのかといえば、それは英会話学校が授業に用いるマニュアルにあったのです。

 

基本的には文法を教えるのが授業の内容

日本では、学校での英語授業は、主に訳すこと書くことに重点を置いて行います。その理由は、受験においてその2つの能力が最も必要とされるからです。以上の二点を学ぶなら、なるほど文法は必須です。文法を知らなければ正しい英語を書くことは叶わず、翻訳するにしても意味の通らない文章となるからです。

受験英語にはサンプルとなる文章があり、出題された文章と同じ意味(日本語でも英語でも)にならなければ誤答となってしまいます。しかも、その文章は必ず英文法に則っていなければならず、学生はそのシステムだけを頭に入れます。

英会話スクールの授業でも、その内容は学校の教科書と何ら変わりはありません。多少は実生活に役立つ文章を使ってはいても、やはりそこには文法が絡んできます。ある英会話学校では、ただただ正しい文法を使い覚えることで、ビジネスにも応用できる会話メソッドを作っていました。この方法はある意味画期的ですが、発音は全く度外視するなどの、どう見ても片落ちでしかない部分もあり、受講生の多くは難しさを感じたことと思います。

 

シャドーイングは有効な練習方法でも繰り返しがモノを言う

聞いた英語をそのまま真似して発語することを、シャドーイングといいます。ほとんど全ての英会話スクールで、授業にこのシャドーイングを取り入れています。取り入れているというよりは、文章を言葉に変換する練習として、シャドーイングは無くてはならない方法なのです。どの国の言語であれ、子供に言葉を教えるときは、このシャドーイングはとても有効な方法です。

英会話スクールでは、生徒の英語レベルは子供並かそれ以下です。そこで、会話文が十分に理解できるように、何度もシャドーイングをして耳と口で覚えることを促します。

しかし、シャドーイングは繰り返さなければ意味がありません。自分一人でも練習ができる利点はあっても、実際に行わなければ上達はしません。独り言でもいいので、同じ文章を繰り返しシャドーイングすることで、発語能力は飛躍的に進歩します。

 

ヒヤリングは時間との勝負 上達したければとにかく聞くべし!

英語には、日本語にはない音域の発音があります。例えば、FやVのように唇を噛んで音を出す高周波音。Th音のように舌を噛んで作り出す高周波音。それに、LやRのように舌を巧みに巻いて作る音があります。他にも細かな音の違いはありますが、おおまかに言えば周波数の違う音域の音になります。

更に、英語の中には発音されない音などもあり、英語に馴染みのない人にとっては聞き取り難く感じる部分かもしれません。とは言え、日本の方言でも一度や二度聞いたくらいでは何を言っているのかすら分からない言葉はいくらでもあります。ヒヤリングの上達は、いかに長い時間を英語に耳を傾けたかにあります。ただ聞き流すだけではなく、神経を集中して聴くことが上達の鍵となります。

 

 

 

英文法の必要性

 

英会話はコピーから始まる!

英語を話す際に英文法は必要かといえば、全く必要ではありません。その理由を説明するのに、こんな話があります。

 

アメリカで実際にあった事件です。あるバスケットボールの花型選手が、テレビのインタビューで原稿を読み上げる際に、字が読めず文盲であることが分かりました。彼は大学でのバスケットボールチームに所属し、中学でも高校でもバスケットを行ってきました。なぜ、彼の身にこのようなことが起こったのかは不明です。しかし、少なくともアスリートとして成功するのに、必ずしも文章を読む必要はないことが判明したのです。その後、彼は契約を一時保留され、文字の読み書きを一から学び直しました。

 

ここで注目して欲しい点は、なぜ彼が字を読めなかったのかではなく、どうして英語を話せたのか、です。

 

普通に考えれば、耳が聞こえて発声することができれば、会話は自然に行えます。それが何度となく繰り返されていれば、例え文字は読めなくとも、何不自由なく会話能力を高めることは可能です。

ところが、こと英語となると、急に違うコンセプトが割り込んでくるようです。それは、英文法を把握してからでないと英語はしゃべれない、というコンセプトです。これこそが、これまで数十年の間、日本の教育が行ってきた英語会話に対する間違った考え方です。

 

極論を言えば、正しい発音ができ、文法にも誤りがなく、話上手な人の話し方をそっくりそのままコピーできれば、英文法といった面倒なシステムを無理にインストールする必要などなく、英語を話せるようになるのです。

 

英文法が必要なのはどんな人?

だからと言って、英文法を学ぶのはけっして悪いことではありません。知的な英語やクラシックで綺麗な英語を使いたいのなら、正しく英文法を学ぶに越したことはありません。

しかしながら、会話英語では、文法に則った英語が必ずしも分かり易い英語とは限りません。むしろ、文法で学んだ英語ほど、杓子定規で融通のきかない英語である場合も多々あります。

一般的に、黒人の使う英語は独特で、単語にせよイントネーションにせよ、白人とは異なるケースが殆んどです(もっぱら教育と生活環境によって異なる)。人種によっても多種多様であり、イタリア系と中国系では関西弁と関東弁ほどの違いを感じます。

ただし、ある教育水準を超えた時点で、人種や環境やバックグラウンドとは無関係に、文法的にも間違いではなく、かつ聞いていても堅苦しくない英語を話すようになります。

英文法を学ぶのは、強いて言えば文章を書くことを生業とする人や、伝達業務をこなす人です。一般的な営業職では、それほど頑なに英文法を守る必要はありません。そこは、むしろ常識の範囲が適用されると考えていいでしょう。

日本語の場合を思い返してみて下さい。なるほど、国語の時間に五段活用などは習いましたが、それを意識しながら話す人はいません。一々、この言い方は正しいとか、間違っているかなどと考えながら会話をしている人は皆無です。

なのにどうして、英語となると異常なほどに間違いを気にするのでしょうか?

 

「間違いを気にするから英語を話せない」のは勘違い

英語の単語は知っていて、文法もある程度は頭に入っているけれど、いざ話すとなると出て来ない。こういった経験をした人は少なくないと思います。中には、文法に従順でなければならないと決め込むあまり、間違いを恐れて話せないという人もいるようです。確かに、そんなケースもあるとは思います。しかしながら、

 

話せない人は、単に話す練習が不足しているだけです。

 

聞き流すだけで英語が話せるようになるなどと謳った教材がバカ売れしていますが、発語もせずに、舌の動きすら分からずに、どうやって英語での会話が成り立つのかが不思議で仕方がありません。

聞いた文章を逐一シャドーイングするなら話は別ですが、ただ聞いているだけで英語が口をついて出てくるのなら、どんな難解な言語でも、聞いていれば理解でき話せることになってしまいます。

もし、聞き流すだけで話が上手くなるとすれば、なぜお笑い芸人の人達はあれほど練習をして呼吸を合わせるのでしょうか? 本番さながらに演じた漫才やコントを録音し、その音声を何度も聞き流しているだけで、全てのディテールまでが記憶でき、その上アウトプットまでも可能なら、誰もが労せずに売れっ子芸人になれますね。でも、実際はそうは行かないのが現実世界です。

 

ヒヤリング力は向上しても、会話能力を高めるためには、口を動かして発語する以外に上達の道はありえません。

 

 

教える人によって上達度は変わるのか?

 

日本の英会話学校にいる外人英語講師の殆どは、英語の専門家でもなければ英語をメジャーとして学んできた人達でもありません。多くのアメリカの大学生は、それほど頓珍漢な文章は書かないでしょうが、それでも尽く正しいとは言い切れません。それは、日本人が書く日本語であっても同じことが言えるはずです。

英会話スクールが講師を採用する場合、先ずはビザがしっかりしていることと、犯罪歴がないこと(これもかなり適当です)、それに責任を持って授業が行えるかを見定めて決めています。

採用基準はそれぞれですが、余程おかしな発音や言葉遣いをしていない限りは職に就けます。勿論、英語をしっかりと勉強している講師もいますが、その数はほんの一握りです。

日本人生徒には、とにかく洒落た文章や使い方ばかりを知りたがる人がいます。ただ、残念ながら、一つや二つの文章を覚えたところでそれほど役には立ちません。

言葉の表現方法は千差万別で、人それぞれに独自の話し方があるように、それこそパターンは無限に作れます。基本となる文章を覚えさえすれば、後は使うあなたの想像力と語彙力で幾通りにも変えられます。要は、基本の文章をいくつ覚えられるかと、その文章をいかに早くアウトプットできるかで、スムースな会話ができるかどうかが決まるのです。

そんな、分り易くて使用頻度の高い文章を、いかに面白くたくさん教えることが出来るかが、良い先生と悪い先生の分岐点ではないでしょうか。

 

ちなみに、私が英語講師をリタイヤした理由は、テキスト以外の教え方をスクール側が承諾しなかったからです。

 

話が面白い講師なら、生徒も楽しいでしょうし、自身でもさらに学んでみようと考えるはずです。あたかも、国語教師の話が面白いばかりに、教科書に載っていた小説の一部を読んで読書にハマってしまうのと似ています。

 

ただの向学心が強い興味に成長した時、英語はそれこそ口をついて出てくるようになるのでしょう。

 

 

文法英語を使った会話のメリットとデメリット

 

ようやくここまで辿り着きました。長過ぎるほどのイントロを読んでいただき、ありがとうございます。

 

英文法を元に英語を覚えた場合、その英語がどのように会話に反映するのかを、メリットとデメリットに分けて挙げてみます。以下は、私の経験を踏まえて列挙したものであり、必ずしも一般的とは言えません。しかし、もしあなたが紋切り型の文法英語から脱却したいのであれば、少しは役に立つと思います。

 

メリット

1. 教科書通りの正しい英語が話せる。

2. ある意味オーソドックスで、どの国に行っても一応は通じる英語である。

3. 分かり易い。

4. ビジネスシーンには向いている。

5. 文語的である。

 

デメリット

1. 堅苦しい。

2. ネイティブが使わない英語である場合も少なくない。

3. 応用が効かない。

4. 文章が長くなる傾向がある。

5. バーなどでの会話には不向き。

6. ナンパは無理。

以上のように、メリットとデメリットはありますが、英語には違いありません。とにかく、少しでも早く修得したいなら、あまり文法に時間を費やさないようにするのがコツと言えます。

ただし、ベトナム戦争時の娼婦がよく使っていたような、"Me so horny."などの明らかな間違いをしていては会話は成り立たなくなるかもしれません(意味は調べてみて下さい)

 

 

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最後に

 

英語を、早く確実に話せるようになるためには、簡単でも多くの文章を覚えることと、それを何度でも反復して言葉にすることです。

 

中学で習う単語の範囲で話せる会話(場合)もあれば、それ以上を学ばねば話せないケースの方が多いこともあります。会話の内容は言語の理解度に比例することが多く、幼児が大人の会話に加われないのを見れば容易に察しが付きますね。

発音は、ネイティブ(それも訛りがない地方の言葉)に習うのが良いのでしょう。できれば、日本人で、発音がネイティブと遜色がないほどに上手い人がおススメです。ネイティブのバイリンガルに習うのはよくありません。生まれた時から英語の話せる人間に、これから英語を話そうとする人の苦悩が理解できるとは思えないからです。

発音はネイティブかネイティブ並みにできる人に、英文法や書き方を学ぶなら、なるべく見識があり話の面白い人に学ぶのが上達の近道です。既にある程度の会話ができるようなら、フィリピン人のオンライン英会話でも結構です。一方、これから英会話を習い始めるというのなら、British English(ブリティッシュイングリッシュ)かAmerican English(アメリカンイングリッシュ)が無難です。間違ってもOG English(ゴールドコースト界隈のイングリッシュ)はおススメしません。理由は、アクセントに難があるからです。

聞く覚える話す、このパターンが意識に組み込まれれば、後は少しずつ発音に修整を加えながら、書かれた英語の文章にも慣れ親しむようにして下さい(新聞や雑誌ではなく、教育関連の本がおススメ。その次に小説)

 

聞いているだけでは英語は話せません。

 

だからと言って、いくら文法を学んでも会話の上達は望めません。

 

1. 英語を聞いたらそのまま発語する(耳に入った英語をオウム返しする)

2. 英語を聞いている時間を少しでも長くする。

3. 覚えたフレーズは何度でも声に出して反復する。

4. 同じ(または違う)単語を使って幾つかのパターンを作り出す。

5. 会話のシチュエーションを想像して、独り言でもいいから英語を話す。

 

以上のことを繰り返して行けば、半年後には簡単な会話が組み立てられるくらいには上達しているはずです。

 

その後の上達は、あなたが継続するか否かにかかっています。ネットでは、英語を聞くだけなら事欠きません。もし、英会話を習いに行く余裕があるなら、その分を常時話せる外人の友達を作るために使ってみてはいかがでしょうか(それがネット会話であればそれでも結構です)

気兼ねなく英語で話せる友人ができれば、会話は飛躍的に上達するはずです。女性なら彼氏(特に深い関係になる必要はない)を、男性なら彼女を作るのが推奨されます(ジェンダーマイノリティーの場合はその限りではありません)

特定の人と英語を話したいという欲求を持って、さらに明確な目標を掲げることは、英語修得において心強いバックアップとなります。

 

自身の学習パターンが構築できて、かつ継続しさえすれば、英語は誰もが話せる言語です!

 

Good Luck!

 

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