さて、いかがなものかと?

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「スター・トレック BEYOND」はファンの期待を裏切るかも知れないシリーズ最新作

テレビドラマを皮切りに、その後、映画として大成功を収めた作品は、枚挙に暇がありません。

スーパーマンにバットマンなどは、その先駆者というべきでしょう。

ただし、50年前のテレビは液晶画面ではなく、ブラウン管を使用していました。

カラー画像などはなく、2色限りの白黒でした。

 

1960年台から今日に至るまで、名を変え、姿を変えて生き残ってきた一連のシリーズは、まさしくレジェンドと呼べる作品です。

そんな栄光の道を歩んできた映画の中に、今作でシリーズを終える作品があります。

 

世界中に数千万のファンを持つ映画、「スタート・レック」が、今その長い歴史に幕を下ろそうとしています(このシリーズは一応ここで完結します)

 

 

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目次

 

 

本格的なSFドラマ

 

初まりは、1966年の事でした。

当時は、まだ本格的なSFドラマは珍しく、競合となるのはほんの2、3作でした。

斬新な科学ドラマとしてお茶の間を席巻しますが、スタートはけっして順調ではなく、当初はなかなか視聴率が稼げませんでした

 

しかし、ドラマが終わってからでも人気は衰えず、再放送される度に多くの視聴者を画面の前に釘付けにしました。

そのドラマこそが、「スタートレック」だったのです。

日本では「宇宙大作戦」と題して放送されていました。

 

そして、それ以来、本格的なSFドラマとして、世界中に多くのファンを獲得するに至ったのです。

 

もっとも、日本で放送されたのは、それから3年後の1969年のことで、放送時間も夕方の4時からでした。

スタートレック(当時は宇宙大作戦)は、日本ではそれほど知られていないのか、あまり人気がないと言われています。

今や、多くの映画やドラマの台詞にも上り、パロディまで作られるくらいですが、日本では一部のコアなファンの間だけで話題になる作品のようです。

 

 

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映画化されて40年

 

当時のハリウッドでは、ドラマの役者は映画俳優に比べるとギャラも安く、ステータスも下に見られていたようです。

今でこそ、数億円の報酬を取るドラマ俳優もいますが、40年前ではまず考えられませんでした。

しかし、そんな業界内の了解も、ある映画の登場で一変してしまいます。

 

スタートレックに対する根強い人気はあったものの、所詮はドラマでしかありませんでした。

現在のように、映画並みの予算を組んで作られるドラマなどはなかった時代です。

ところが、1977年に「スター・ウォーズ4・新たなる希望」が公開されることにより、再びスタートレック人気に火が付きました。

ドラマに出演していたメンバーが、そっくりそのままスクリーン上に蘇ったのです。

 

映画の第一弾「スタートレック(Star Trek: The Motion Picture)」は、大きな成功こそは無かったものの、確実に視聴者の心を捉え、その後のシリーズの礎を築きました。

3年後には「スタートレックII カーンの逆襲(Star Trek II:The Wrath of Khan)」が製作され、その翌年には「スタートレックIII ミスター・スポックを探せ!(Star Trek III:The Search for Spock)」が公開されます。

続編は2~3年の周期で作られ、初期(テレビからのスピンオフ作品)のシリーズだけでも6作品に及びました。

 

しかし、トレッキー(スタートレックの熱狂的ファンをこう呼びます)の要求は留まることを知らず、テレビでも新シリーズが放送され、それが終わると映画での新シリーズが公開されました。

それまでのシリーズ累計(映画だけで)は10作品となり、実に23年もの間スタートレックを作り続けてきたことになります。

そして、7年間の沈黙の後、現在のシリーズとなる新スタートレックが始まりました。

 

新シリーズも3作目となり、今回ご紹介する「スター・トレック BEYOND(STAR TREK BEYOND)」は13作目に当たります。

この間何と40年、最初は売れないドラマから始まったSF作品が、今や押しも押されもしないレジェンドとも呼べる映画に進化したのです。

 

 

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新作映画の紹介

 

長らくお待たせ致しました。

いよいよ本作である「スター・トレック BEYOND(STAR TREK BEYOND)」の紹介です。

ジーン・ロッデンベリー氏(Gene Roddenberry)の原作で始まったこのスタートレックですが、今作品はこれまでとは様相を異にしています。

 

先ず、ドラマから受け継いできたムードは一切見られません。

新シリーズは、ドラマとは全く違う次元で構想されており、少しも付け入る隙のない完璧なSF作品です。

スケールの違いは言うに及ばず、どのSF作品をも遥かに凌ぐ精巧さと緻密さに溢れています。

 

もともと、スタートレックで使われる台詞は専門用語が多く、普通に聞いていても分からないことが多々あります(英語で見た場合)

その上にミリタリー用語(スターフリートは軍人です)が混じっていて、日本人にはチンプンカンプンに感じる部分も少なくないはずです。

そこは、翻訳家の努力に頼るしかありませんが、かなり理解するのに苦労するかもしれません。

 

さらに、映像は素晴らしい出来ですが、エンタープライズのスケール感を出すために、巨大な宇宙戦艦がどアップでスクリーン上を所狭しと動き回ります。

加えて、敵の攻撃が速過ぎて、宇宙空間で繰り広げられる戦闘の全てを目で追うのが困難に感じられます。

YouTubeでトレーラーを見るのならまだしも、あれを劇場で見るとなると、かなり後方の座席でなければスクリーン全体が見渡せません。

 

そして、これは製作側(主に脚本家からの)からの暴露とも取れる発言ですが、脚本家の一人は「本作はトレッキーのための映画ではなく、もっと大衆受けする内容に変えられている」と明言しています。

これまでのように、当初のスタートレックの伝統を継承しておらず、メガヒットを記録した映画の要素を多く取り入れた作品になっています。

もはや、ガチガチのスタートレックファンだけのために作られた映画ではなく、むしろそれ以外の観客をターゲットとしてリニューアルされています。

 

ある意味、“どこにでもあるSF超大作”に落ち着いたのかもしれません。

 

 

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製作スタッフとキャスト

 

製作スタッフ

監督: ジャスティン・リン

製作: J・J・エイブラムス

脚本: サイモン・ペッグ、ダグ・ユング、ロベルト・オーチー

原題: スター・トレック BEYOND(Star Trek Beyond)

製作年: 2016年

製作国: アメリカ

配給 : パラマウントピクチャーズ

 

 

キャスト

クリス・パイン :カーク船長

ザッカリー・クイント :スポック:スポック

ゾーイ・サルダナウ :ウフーラ中尉

サイモン・ペッグ :スコッティ

カール・アーバン :ドクター・マッコイ

ソフィア・ボウテラ :ジェイラ

アントン・イェルチン :チェコフ

 

 

この映画の製作は、開始当初から難題続きでした。

特に、前作で指揮を取ったエイブラムス氏が、監督を歴任できないと言い出したことで、急遽新しい監督を探さなければならなくなり、現場には相当な混乱を招きました。

個人的には、それほど特筆すべき監督だとは思えません。

 

新監督のジャスティン・リン氏ですが、「ワイルドスピード」とは勝手が違い、彼の個性が生かされたのかは疑問が残ります。

 

俳優には可も不可もなく、新シリーズの最後を飾るほどの演技ができることを、ただ願うばかりです。

ただし、前作、前前作でもそうでしたが、キャラクターに演技が追いついていないといった、歪な感覚があるのは否めません。

おそらく、これこそが40年の重みなのではないでしょうか。

 

 

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映画のあらすじ

 

U.S.S.エンタープライズは、5年間の探索航行の途中で正体不明のエイリアンから攻撃を受ける。

艦は大破し、乗員は避難することを余儀なくされる。

危機を脱した乗組員が不時着した惑星は、彼らの想像を絶する過酷な環境下に置かれており、そこでもまた見知らぬ敵と交戦せざる得なくなる。

 

とまあ、どこにでも書かれているような“あらすじ”ですが、現在のところはこれ以上の情報は公表されていないようです。

とにかく、この続きは映画館でご覧下さい。

 

 

終わりに

 

スタートレックのファンは多くても、パラマウントが思ったほどには利益に結び付いていないようです。

確かに、興行収入は作品を出す毎に上がっていますが、何分製作費が巨額過ぎ、回収するので精一杯です。

2002年に作られた「ネメシス(Nemesis)」は、シリーズの最低記録を更新しました。

 

とは言え、ファンの心に残る映画を作り続けてきただけのことはあり、40年もの間廃れずに残ってきたわけです。

今作でこれまでの方針を一新するのであれば、従来のトレッキーは離れて行くと考えられますが、本作品が成功すればまた新しいトレッキーが誕生し、次回作へと繋ぐことができるかもしれません。

はたして、U.S.S.エンタープライズとクルーの運命やいかに?

 

「スター・トレックBEYOND」は、10月21日(金)に日本公開の予定です。

 

 

こちらもおススメです。

wwptalk.hatenablog.com

 

 

スター・トレックBEYOND トレーラー

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