さて、いかがなものかと?

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「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」苦戦真っ只中!なぜか不人気で収益激減!

2016年7月1日に公開されたディズニー映画、「アリス・イン・ワンダーランド/

時間の旅」が思わぬ苦戦を強いられています。

アメリカでの興行が芳しく無く、その余波を受けた結果だとの声も上がっていますが、さて真相のほどは?

いずれにせよ、前作の「アリス・イン・ワンダーランド」が好評だっただけに、今作での不振が目立ちます(前作のおよそ30%の興行にしか至っていません)

 

「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」を見た感想と、半ば失敗に終わった原因を探ります。

 

 

巷の風評

 

映画が公開されると必ず現れるのが、自分は見たからといって、これみよがしに“あらすじ”を投稿するゲス人間。

独りよがりな文章で、頼まれてもいないのにストーリーを語る頓珍漢な奴等です。

なぜ彼らがそうするかといえば、あらすじを公表するほど簡単で字数の稼げる記事は他にないからです。

 

新作映画のあらすじを事細かに暴露するゲスな輩は、筆力も想像力もなく、自室で一人暗く自慰行為に耽けるサイコ野郎に違いありません。

誰が、展開の分かる映画を見て楽しめるでしょうか?

小学校の読書感想文のように、単に映画を見た感想を書くのならまだしも、自慢気に暴露する神経のほどは異常としか言えません。

 

そして、そのようなゲスに限って、分かり難い文章を書く傾向が見られます。

甚だ忌々しい、リアルで逢ったなら、右送り足からの左回し蹴りを、そいつの右側頭部に叩き込んでやりたくなります。

せめて、DVDが発売されてからでもすればいいものを、全くもって無神経な人間です。

 

なるほど、そんなサイトはスルーすればいいわけですが、いかんせん字数だけが多く上位表示されやすいので、嫌でも目に付きます。

こんな低能な奴等がいることが、映画の視聴率を下げる要因にもなっています。

けっして、下手な文章で書かれた“定点的あらすじ(私の下手な造語です)”に惑わされることなく、劇場で鑑賞されるか、DVDやVODでの発売を待っていただきたいものです。

 

 

wwptalk.hatenablog.com

 

前作との比較

 

「アリス・イン・ワンダーランド」は、ティム・バートン氏が監督された作品でした。

今回は、ジェームズ・ボビン氏が監督に収まり、映画のムードがかなり変えられています。

一見、極彩色のファンタジー作品としては同じに映りますが、全体に使われている色のバランスを見れば、両者は全く別の映画であることが分かります。

 

前作でも、少々配色に凝り過ぎた感は否めませんでしたが、「時間の旅」ではむしろトーンが抑えられ過ぎたのか、物足り無さに苛まわれました。

映像は美しくても、イメージとして残るカラーが限定的で、モノクロで見ているような錯覚にも陥りました。

 

勿論、私個人の感想ですので、「そんな風には見えなかった!」とおっしゃる方も大勢おいででしょう。

ただ、横で見ていたパートナーも同じような印象を受けたようで、前作ほどのインパクトには欠けていた、と言えます。

では、具体的に、どこがどのように欠落していたのかを見てみます。

 

キャストについて

主人公は、ジョニー・デップさんとミア・ワシコウスカさんですが、この二人の芝居がどうにもこうにも違和感を与えます。

ジェームズ・ボビン氏がパペットを使った映画の監督だけに、人以外のキャラクターは活かせても、肝心のメインキャラが生きていません。

劇中のアリスは、大海原を駆ける船長でありながら、一作目で登場した少女のアリスとイメージが被り、内面の成長が束の間も感じられませんでした。

 

表情と台詞、情緒と演技がバラバラでした。

途中、見ていて腹立たしさすら覚えましたが、そこは「グッ」とこらえて少し居眠りをしてしまいました。

時間にしてはものの数分でしたが、それでリフレッシュができるほどストーリーに魅力を感じ得なかったのです。

 

さらに酷かったのはジョニー・デップさんの演技です。

マッドハッターがコミカルなキャラであることは分かりますが、今作ではそれが全く見れません(ぎこちない笑いに不快感が募ります)

ただ単に、おぞましいメイクで顔を包んだ正体不明の怪物で、悪ではなくても悪の権化のようです。

 

また、台詞がいちいち状況を説明しているようにしか聞こえず、なぜかファンタジー映画が持つワクワク感が伝わってきません。

プロデューサーも脚本も、前作に引き続き同じ人物が担っているにもかかわらず、これほどつまらなくなったのには演出の悪さがあるからでしょう。

残念ながら、ボビン氏の評価はこの一作で失落したかもしれません。

 

 

ストーリーの不自然さ

前作での興行収入は、実に10億ドルを超過し、アメリカ国内だけで予算を回収できたばかりではなく、同じ作品がもう一本作れるほどの盛況でした。

しかしながら、今回の作品では、国内(アメリカ)だけでは全くの赤字です。

国際市場を加えればかろうじて黒字に転じますが、それでも楽観視は出来ない状況です(日本の興行収益をプラスしても赤字は解消しません)

 

どちらの作品も原作からはかけ離れた内容なのに、原作のエッセンスを残して辻褄を合わせようとしたところにほころびが生じたのかもしれません。

トレイラーで見たような勇壮さは、実際のスクリーン上では見られず、どこかに雲隠れでもしたかのように思えました。

アリスはマッドハッターを救いに行ったはずなのに、その緊張感や切迫感が掻き消されているのです(奇想天外などんでん返しもなく安心して見えてしまう)

 

一作目でハイライトとなる部分を全て使い切ったために、今作は前作の出がらしになってしまったようです。

とにかく、演技も台詞も、主題となる部分はてんで心に残らない、散々な作品に仕上がってしまいました。

アリスを取り巻く人外のキャラクターにせよ、なぜか見終わってからでも記憶に残っておらず、ストーリーそのものが空虚な印象を与えています。

 

 

そもそも続編は必要があったのか?

 

何時の時代も、映画の世界では、初期作が好評なら必ず続編が作られます。

たまたま、一作目がヒットしただけかもしれないのに、二匹目のドジョウを狙って作られます。

「マトリックス(Matrix)」に始まったように、一時期は三部作が流行りでした。

 

しかし、大抵の場合、続編は失敗に終わります。

特に、スピンオフ作品の続編は難しく、よほどコミックやゲームなどで認知されていなければ、見るも無残な結果に終わることも珍しくはありません(ツームレイダーやバイオハザードなど)

スピンオフ作品ではなくても、二作目が一作目とほぼ同じ収益を上げ、三作目ではそれ以上の成績を上げることなどはほぼ稀です(アイアンマンは成功例です)

 

偏った意見のクリティーク(評論家)によるレビューが問題なのか、はたまたその作品自体が不出来なのか、その真相はいつも明快ではありません。

ただ言えるのは、二作目は一作目の知名度によりもたらされる“棚ぼた式のややウケ作品”が多く、製作にも何らかの甘えがあるとしか考えられません。

いかに映像技術を駆使しようが、一作目を凌ぐ面白さを追求しなければ、続編は見るに耐えない作品へと変わり果ててしまいます。

 

今回の「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」を見た限りでは、続編の必要はなかったように思えてなりません。

なぜなら、前述したように、一作目で小説の主要な部分を全て出し切ったために、後には何も残っていなかったからです。

前作そのものが「小説の後日談」としての扱いでしたから、もうその時点でネタは曝け出していたはずで、そこからまたストーリーを紡ぐにはいくら何でも無理があります。

クリス・キャロルの原作を妙にいじったツケが、「時間の旅」ではしわ寄せとなって帰ってきたようです。

 

今作で、唯一キャラが変わっていなかったのが、赤の女王を演じたヘレナ・ボナム・カーターさんだけでした。

残りのキャストに関しては、何か取って付けたような演技で、いずれも見ていられませんでした。

特に、主演の二人はこれまでのキャリアを棒に振るほどに酷い出来でした(これは私の感想でしかありませんが、多くのクリティークも似たような感想を述べています)

 

 

終わりに

 

物事に対する感想は人それぞれで、万人に共通する視点などはないはずです。

しかしながら、球体が立方体に見える人は少なく、やはり人の意見は似てくるのが世の常です。

同じ映画を見ておきながら、全く違う感想を持つ人の方が少ないかもしれません。

 

日本のツイッターでは高評価が目立ちます。

特に、10~20代の人の目には、素晴らしい娯楽作品と映ったようです。

ネガティブな感想はあまり見かけませんでした。

 

そうすると、結局はマジョリティーとなる人の意見が受け入れられ、少数派は受け入れられません。

ただ、大多数の意見が必ずしも正しいわけではなく、往々にして間違いは起こります。

その一つの結果が、この「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」なのかもしれません。

 

製作陣の顔ぶれが前作と同じだということは、今回の監督は単に据え物だった可能性があります。

海外からの収益でかろうじて赤字は免れましたが、今後ボビン氏にはビッグバジェットの映画製作はオファーされないかもしれません。

まさに、マジョリティーに食い潰された形になってしまいました。

 

ただこれも、DVDが販売されるとまた違う結果が見えてきます。

劇場での公開が第一次収益だとすれば、それ以外は二次的なインカムラインです。

そちらでまたヒットをすれば、次回作への道も開けるかもしれません。

 

ファンタジーファンの裾野は意外に広く、劇場までは足を運ばなくても、DVDやVODで鑑賞する人は少なくありません。

そんなファンの間でセカンドウインドが吹くようにでもなれば、世間の評価も少しは変わって来るでしょう。

ワンダーランドの出来事だけに、思わぬ奇跡が起こるかもしれません。

 

 

「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」は只今公開中です。

 

 

こちらは本当のおススメです。

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