読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

さて、いかがなものかと?

暮らしに役立つ情報をメインとし、超常現象や都市伝説、さらに新作映画のレビューを掲載しています。

「世界一キライなあなたに」評価とネタバレ エミリア・クラークの次回作は?

2016年最高のラブロマンスと呼び声の高い、エミリア・クラーク主演のハリウッド映画が、只今劇場で公開中です。

日本では、映画よりもアニメの方が話題になりやすく、海外の恋愛映画はそれほどクローズアップされません。

しかし、理性と本能の間を漂うような恋に憧れるなら、「世界一キライなあなたに」は、あなたにこそおススメの映画です。

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

映画の評価は?

 

そもそも、映画の評価となるポイントはどこにあるのでしょうか?

映画には、少なくとも3つのフォーカルポイントがあります。

それらは、映像、俳優の演技、そしてストーリーです。

 

どの一つが欠けても映画としては成り立たず、視聴者を満足させられません。

しかし、映像とストーリーは及第点でも、俳優の演技が今一つ納得の行かない場合も少なくはありません。

今回お話する「世界一キライなあなたに」は、この三拍子が見事に揃った映画です。

 

映画の総評は、5点満点で4点以上を獲得するほどです(これは日本での評判)。

海外では、観客からの期待値は大きいですが、評論家からの評価は50%を幾分上回る程度です。

ただ、映画は観客受けしなければ興行としては成り立たず、専門家の意見は刺身のツマ程度の影響力しかありません。

 

では、日本でのレビューを見てみましょう。

 

f:id:wwptalk:20161005142704j:plain

 

 

ひたすらに前向きで明るいルイーザが可愛らしい!

ダンスシーンが楽しそうでときめく☆

最後はどんな選択をするのかと思っていたけど…

もっと、そこに至るまでのお互いの考えとか、葛藤を細かく描いてほしかったなあとも思った。

こういう愛しかたもあるということ。

他人は変えられない、思いきり愛するのだ。

 

 

邦題も好みの「あと1センチの恋」に続き、サムクラフリンが出演の今作品。

敢えてそうしてるのかなと思ったのが、主人公2人の表情の対照性。

それを批判的に評価する人もいるけど、個人的には◎。

邦題のセンスの無さは異常だけど、ファッションや色彩、カメラの距離感や画面上の景色には感動させられました。

作中楽曲と主人公2人は言わずもがな。

 

 

恋愛がメインで映画としては美しくて楽しめたし。

感情の変化も繊細で感動した。

女の子もとても可愛かった。

ただ、ストーリーがモラル上受けつけない。

うーん…やっぱり金持ちのやる事と思ってしまう…。

 

 

私自身も障がいもった家族を失い、辛い思いをした。

・他人事な人ほど、感動を作りたがる。

・エミリアクラークがいたから、成り立っただけの映画。

 

 

とにかく、エミリアクラークが可愛い?

内容としては考えさせられるようなテーマだし、決して軽くはないけれど、大切な部分はあまり語られない。

そんなストーリー運びも含めて、ウィルの美意識の高さを感じる。

そのため、全体的な流れはカナリ良く、明るい印象的の作品だった。

もっともっと作り込めば深い作品になるのになぁと思う反面、これくらいが気持ち良く見れるのかもなという印象。

 

 

人生は一度しかない、自分の可能性を信じる。

ルーの未来に託し、ルーのチャレンジの足枷を取り除き、最後の決断をするウィルの深い愛に感動しました。

I love you など言わないところも、また感動。

恋愛モノで感動したのはタイタニック以来でした。

女性の自立という面では似ている映画です。

 

 

 レビューはここまで。

 

 

とまあ、人の意見はそれぞれです。

映画とは、視聴する人の期待を裏切らなければ高評価になり、それ以外では好評価には繋がりません。

しかしながら、何を期待して見るかによっても評価は異なり、結局はその個人の経験と知識によって千変万化するものです。

 

世間の評価が5点中4以上なら、かなり見る価値のある映画と言えるでしょう。

ただ、レビューアーの中には、ハッピーエンドでないことに不満を覚える人もいるようです。

これは、どんな小説や映画にも言えることですが、人間は心理的にハッピーなエンディングを望んでいるらしく、そうならないストーリーに対しては後味の悪さ(嫌悪感)を感じるという、専門家による研究結果が出ています。

 

そこで、もう一歩深く踏み込んで考えて欲しいのが、もし彼が亡くならなかったら、このストーリーは本当にハッピーエンドになったのか、ということです。

映画は、映像が流れている間だけしか見られませんが、カットの間にも、また映像が終わってからも、しっかりストーリーは続いています。

近く公開される「ローグワン・スター・ウォーズ・ストーリー」のように、同じ映画の中でも違う視点では違う物語が繰り広げられています。

 

そして、視聴者が見ているのはスクリーンの上に展開されるストーリーだけであり、その裏には目には見えないストーリーが脈々と流れているのです。

そう考えた場合、はたして主人公の男性が生きていたとして、二人は本当に幸せになれるのでしょうか?

たとえ違和感が残っても、彼が命を絶つことで、幸せは永遠の思い出となって彼女の心の奥底に残るのではないでしょうか。

 

作者が、なぜその場ではハッピーエンドにしなかったのか、その意味がこの映画のフィナーレに込められているのです。

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

ネタバレ

 

2016年9月16日、映画「フィールド・オブ・ドリームス」の原作者であるウィリアム・パトリック・キンセラ氏は、医者の幇助による安楽死を遂げました。

カナダでは、2016年の6月に、医者の幇助による安楽死が合法化されています。

まだ安楽死を認める国は少ないですが、ベルギー、オランダ、スイス、ルクセンブルグ、それとアメリカの数週だけは合法化されています。

 

主人公のウィルが尊厳死を願ったことが、この映画の最もクライマックスであり、映画は「死」をテーマにしているのではなく、「生」にフォーカスしていることが分かります。

多くのレビューでは安楽死と表現していますが、ウィルは尊厳死を選びました。

彼は、意識も無く、生きていることさえ分からない不遇な患者ではありません。

 

彼は、身体が動かなくなったことに一度は絶望しましたが、ルーと出会い再び生きることの尊さに気付かされたのです。

それ故に尊厳死を選び、彼の人生に対する思いをルーに託したのです。

映像では悲しい結末と見えるのでしょうが、その裏には計り知れない愛情が込められています。

 

原作家が伝えたかったのは、今後も脈々と伝えられる愛情の連鎖であり、普遍の真理です。

ただ表面的に悲壮感を描き出すことで、その奥底にある暖かさ、思いやり、愛を紡ぎたかったのです。

そして、それを知覚した人にとっては素晴らしい映画となり、悲しみだけが先行した人には後味の悪い映画となったのです。

 

これが、この映画での一番のネタバレですが、他にも面白い場面や感動する場面が満載です。

クライマックスを期待しながら見ることで、感動もまたひとしおとなるかもしれません(その反対もあり得ますが)。

 

 

 映画が上映される前に書いた記事ですが、こちらもどうぞ読んでみて下さい。

wwptalk.hatenablog.com

 

 

エミリア・クラークの次回作

 

エミリア・クラークさん出演の次回作は、「ボイス・フロム・ザ・ストーン(Voice from the Stone)」です。

アメリカで撮影されたミステリードラマですが、監督も脚本家もあまり有名ではありません。

しかし、今売れに売れている彼女が出るには、それ相応の理由があると考えられます。

 

よほどギャラが良いのか、それとも脚本が良いのかのどちらかです。

とは言え、ここまでの女優が無名の監督に無名の脚本家の映画に、ただ金がたくさん出るからと言って出演するとは思えません。

おそらく、相当脚本が練れていて、ストーリーが良いのでしょう。

役の演じ甲斐があると見えます。

 

監督のエリック・ホールデン(Eric D. Howell)さんも無名ですが、この方は少し変わったバックグラウンドをお持ちです。

彼は、スペシャルイフェクトやスタントマンとして少しは知られた人でして、主にスタントコーディネーターとして活躍していました。

今回の「ボイス・フロム・ザ・ストーン」が、彼のメジャーデビューとなるようです。

 

エミリアさんは、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の撮影がこの先も続いているので、次回作の撮影が進んでいるか、その把握が非常に難しいです。

「セット・イット・アップ(Set It Up)」や、「アボーブ・サスピション(Above Suspicion)」が上がっていますが、まだ公開日も決定していません。

おそらく、2017年の夏休み以降になると思われます。

 

 

終わりに

 

個人的には、感動映画よりもコメディの方が好きです。

さらには、コメディの中の感動シーンが最も好きで、笑いながら涙が出てくるようなシチュエーションに鳥肌が立ちます。

じわじわくる感動よりも、ガツーンと来てゾワゾワ~とするとするタイプの感動の方が好みです。

 

この「世界一キライなあなたに」は、まさに後者に当たる感動映画です。

前半は軽快なテンポで笑わせてくれますが、やがて二人の距離が接近し、お互いを必要とする関係に発展した後の描写が見ものです。

ストーリーとしてはけっして新鮮とは言えませんが、それでも十分に見応えのある作品です。

 

そろそろ、週末の興行成績が出る頃ですから、王様のブランチや朝の情報番組の映画コーナーでも取り上げられるでしょう。

他の評論家がどう言おうが、私は、「世界一キライなあなたに」をぜひおススメします。