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さて、いかがなものかと?

暮らしに役立つ情報をメインとし、超常現象や都市伝説、さらに新作映画のレビューを掲載しています。

ピエロの影に怯えるアメリカ人!洒落では済まないハロウィンの恐怖

アメリカでは、ハロウィンが近づくに連れて、おかしな連中が町に出没します。

彼らのいずれもがピエロの衣装に身を包み、通りゆく人を脅かしたり、中には危害を加えたりする輩もいます。

毎年恒例のこととは言え、今年はいささか度が過ぎているようです。

 

 

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一体、何が理由で、ピエロの仮装が流行るようになったのでしょうか?

そこには、ハリウッドが制作した、ある映画の存在がありました。

 

 

目次

 

 

アメリカ各地に伝わる都市伝説

 

 

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アメリカにも日本と同じく都市伝説は存在します。

全く荒唐無稽の作り話から、史実を織り交ぜて作られたさも実在するような話まで、オカルト好きな人にとってはたまらない伝説の数々です。

その中でも、一番古くから伝わる伝説を一つご紹介します。

 

キャンディーマン(Candyman)

もっとも古くて、大抵のアメリカ人なら知っているのが、このキャンディーマンです。

奴隷だった黒人男性が、死から蘇って復讐をしにやって来るというお話です。

1992年には映画化もされ、その後には2作の続編が作られています。

鏡に向かって「キャンディーマン」と五回唱えると、キャンディーマンが背後に現れ、彼を呼んだ者の命を奪うといった伝説です。

 

ダニエル・ロビタリエ(Daniel Robitaille)は、当時ニューオリンズに実在した人だと言われています。

黒人である彼は、奴隷制度の元で農作業に駆り出されていました。

彼は才能ある絵かきでもあり、農場主の一人娘を描くために雇われました。

 

しかし、彼はその娘と恋に落ち、それを知った主人は激怒し、彼を町から追い出しました。

やがて、銃で武装し猟犬を連れた白人達は、彼を崩れかけた小山まで追い詰めたのです。

右手を切り落とされた上に体中に蜂蜜をかけられた彼は、蜂の巣箱がある場所に投げ込まれ、そのまま放置されました。


彼はそこで命を落としてしまいますが、亡くなる前に彼を殺した男達に呪いをかけたのです。

それ以来、彼の魂はいつまでも弔われることはなく、今もこの世を彷徨っているそうです。

1992年に公開された同名の映画でも、右手が鉤爪の黒人が、どこからともなく現れては人を襲うストーリーでした。

 

ただし、この言い伝えが現代にまで語り継がれているのには、それ相応のワケがあります。

そのワケに関してはまた次回にお話をするとして、今日はピエロについて続けましょう。

 

悪魔のピエロ(Phantom Clown)

最初に起ったのは、1981年のことでした。

始まりは、マサチューセッツだという人もいれば、ノースカロライナだという人もいます。

それは、まだ夏の暑さが身に染みる、8月21日の出来事でした。

 

髪は青く、鼻は真っ赤で、その上顔中が真っ白のいかにも目立つ格好をした男が、キャンディーを餌にして、子供をバンに乗せて誘拐しようとしたそうです。

幸運にも、彼の計画は失敗に終わり事無きを得ましたが、その日以来アメリカの至る所で、ピエロに扮した男が現れては不可解な行動を取ったそうです。

この騒動で怪我をした人や誘拐された子供はいませんでしたが、全米を騒然とさせる事件として扱われました。

 

最近、アメリカで起こっているピエロの騒動は、この当時の事件を模倣する頭のイカれた奴らの仕業です。

先ず重大な事件にはならないと思いますが、油断はせずに子供からは目を離さないようにするのが賢明です。

それではなくとも行方不明になる子供の多い国であり、2014年にFBIへ届けられただけでも、約60万人の未成年が行方不明になっています。

 

しかし、ハロウィンのこの時期に、アメリカ人がピエロに対して尋常ではない警戒感を示すのは、実はもっと他に理由があるのです。

 

 

実在した殺人ピエロ

 

 

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これからお話しすることは、アメリカで実際に起こった事件です。

今から遡ること40年前のことでした。

当時、社会的にも信用され、経済的にも豊かだったアメリカ中産階級の男が、ある日大量殺人の容疑者として逮捕されました。

 

この事件は瞬く間に全米を駆け抜け、彼の犯行は連日のようにニュースとして流されました。

男の犯行の手口が暴かれると、多くの人が悲嘆に暮れました。

男の名はジョン・ウェイン・ゲイシー(John Wayne Gacy)、アメリカの犯罪史上稀に見る偏執狂的極悪人です。

 

ゲイシーは、1972年から1978年の間に、未成年の男子を含む33名を殺害したことが判明しています。

その手口は実に巧妙で、チャリティーイベントなどでピエロに扮しては少年に接近し、懇意になると彼らを自宅に招いて殺害に及びました。

殺人を犯す前に、彼がピエロに化けていたことから、殺人ピエロと呼ばれるようになったのです。

 

この事件の内容は、ネットをブラウズすればすぐに見つかります。

ただ、ここでの主題とはならないので、この先は割愛します。

凄惨な事件であったことだけをお伝えします。

 

この事件がニュースになって以来、アメリカ人はハロウィンが近付くと、ピエロに対して異様なほどの恐怖を覚えるようになったのです。

 

 

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スティーブン・キングの小説をドラマ化

 

しかしながら、ピエロを悪の権化のように扱ったのは、何もゲイシー事件だけではありませんでした。

この事件をモチーフとしたのかどうかは不明ですが、あるホラー小説が刊行された事が、一部のピエロ恐怖症を生んだとも言えます。

それは、スティーブン・キング氏によって1986年に出版されたホラー小説、「IT」によって決定的になりました。

 

やがて、小説はテレビのミニシリーズとしてドラマ化され、アメリカのメジャーTVで放送されました。

1990年11月18日と20日の夜、ABCによって3時間にも及ぶドラマが流されたのです。

ドラマは2部に分かれて放送されましたが、火曜日に放送された第2部は、およそ1900万世帯の人が見たと言われ、この時間帯に放送されたドラマでは2番目に高い視聴率を誇っています。

 

ストーリー

1990年のドラマは、その後DVD化されています。

今でも根強い人気があり、多くの人の記憶にある作品です。

そこで、ここでストーリーを明かすのはいいのですが、実はこのドラマにはまだ続きがあります。

 

2017年9月8日に、ニューライン・シネマから劇場映画として公開されることが決まっています。

この映画についてはまた新たに記事を書きますが、そういう理由でストーリーについては詳しくお伝え出来ません。

ただ言えることは、1990年に放送されたドラマのリメイクであり、当時はまだ稚拙であったSFXの技術が格段に進歩していますので、さらに恐ろしい内容になって帰ってくると想像されます。

 

しかし、ほんの少しだけ、限られた範囲でプロットをお話します。

 

 

1960年、アメリカはメイン州のデリー(架空の)という町で、一人の少年が排水口の中にいたおかしな格好をした男に呼びかけられます。

男は不気味な姿をしていましたが、意外と優しく親切そうに見えました。

そこで、少年は彼と軽い会話をすることにしました。

 

やがて話が終わると、男は少年を殺害してしまいます。

男はペニーワイズと呼ばれるピエロで、30年毎にデリーに現れては、次々と少年の命を奪う殺戮者だったのです。

しかも、彼は実在する人間ではなく、どこか次元の違う場所からやって来る怪物でした。

 

町にはルーザーズクラブ(Losers Club)と呼ばれる少年の集団があり、ここのメンバーの6人が、既にペニーワイズによって亡き者にされていました。

ルーザーズクラブの少年達には、もう一人の天敵となる少年がいて、その彼によっていつもイジメに遭っていました。

ただ、この少年達は非常に頭が良くて、ペニーワイズが人間ではないことをいち早く察知して攻勢に出ます。

 

殺人ピエロの力が想像力によるものだと知った彼らは、遂にはピエロを撃退します。

そして、彼らをいじめていた少年にピエロが犯した全ての罪をかぶせて、彼を精神病院送りにします。

命からがら逃げおおせたピエロは、30年後に復讐することを誓って消えてしまいます。

 

生き残ったルーザーズ達は、30年後の戦いに備えて準備を始めるのでした。

 

この後は、30年後の大人になったルーザーズクラブの少年達と、ペニーワイズとの戦いになります。

どうやって戦うかは、2017年に公開の「IT」か、DVDで見て下さい。

前編で病院送りになった少年が、今度はペニーワイズと手を組んで殺戮の限りを尽くします(ネタバレしてしもうた)。

 

 

終わりに

 

以上のことから、アメリカ人の多くはピエロに対して複雑な気持ちを抱いています。

特に、子供のいる家庭では、ピエロをかなり警戒しています。

とまあ、そんなこんなで、最近のピエロ騒動に再び火が点いたと見られます。

 

しかも、ハロウィンには多くの人がメイキャップをして仮装を楽しみます。

中には、ゾンビやモンスターなども大勢いて、素顔が分からずに困惑します。

たとえ凶悪犯であっても、仮装をすれば周囲に溶け込んでしまいます。

 

ハロウィンはみんなが楽しめる行事ですが、その反面、親にとっては心配の尽きないイベントでもあるのです。

毎年、この時期が来ると、夜の町内を仮装した子供がお菓子を求めて練り歩きますが、その後ろからは必ず親が警護に当たっています。

この日だけは精霊が蘇ることを許されるお祭りなのですが、何故か毎年行方不明者が出るのです。

 

近頃のハロウィンは、もはやただのフィエスタではなく、恐怖と隣合わせのイベントなのかもしれません。

全く、日本とは違い、洒落では済まない世界です。

そう言えば、今年も六本木や渋谷ではバカ騒ぎをするのでしょうかね。

 

 

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wwptalk.hatenablog.com