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さて、いかがなものかと?

暮らしに役立つ情報をメインとし、超常現象や都市伝説、さらに新作映画のレビューを掲載しています。

スター・トレック ビヨンドが公開!見る価値はあるのか?ネタバレあり!

「スター・トレック BEYOND」が、日本でも公開されます。

1億8500万ドルを投じて制作されたこの映画は、本当にチケット代を払ってまで見る価値があるのでしょうか?

これまでの「禁」を犯し、ネタバレを覚悟で、ストーリーの核心に迫ってみたいと思います。

 

 

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海外では既に公開が終わっている「BEYOND」ですが、現在までの売上は約3億4000万ドルになります。

これは、制作費をカバーした金額にしか過ぎず、プロモーション代を加えれば完全な赤字です。

今回は、前評判ほどには観客を動員出来ない理由も、探ってみたいと思います。

 

 

トレッキーを無視したのは大きかった

 

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1979年に第一作の劇場用映画を公開してから、今年で37年が経ちます。

テレビシリーズを加えれば、実に50年の歳月が流れています。

半世紀という節目に作られた本作は、これまでにはない新しいストーリーを展開することで、映画のさらなる延命を図りました。

 

しかしながら、これまでスター・トレックを愛し、応援して来たファンにとっては、この新しい展開は必ずしも新鮮ではありませんでした。

なぜなら、惑星連邦のミッションは、宇宙の新しい生命体と共存共栄することにあり、そのためにスターフリートはエンタープライズに乗り込み探査に出かけるからです。

言うなれば、彼らの行動は常にBEYOND(向こう側)にあり、今作ばかりが未知との遭遇ではありません。

 

それを分かっていながらもなお、異星人とのコンタクトを図る旅に出ることが、そもそもの違和感を持って迎えられます。

さらに、ファンであるトレッキーを飛び越えて、全く新しい観客とマーケットを開拓しようとしたことは、かえって制作フロントにとっての墓穴を掘る結果となりました。

ただでさえ、巨額の制作費を抱えての出発なのに、予想と願望とで盲目となったのか、遂には見切り発進をしてしまったようです。

 

 

矛盾を感じるストーリー

 

劇中では、スポック(初代)が亡くなり、バルカンが現在のスポックに初代の死を知らせにやってきます(レナード・ニモイさんが公開一年前に亡くなったため、その追悼としてこのシーンを挿入しました)。

エンディングでは、現在のカーク船長が、かつてのエンタープライズのクルーの写真を開くシーンもあります(初代のJ.T.カーク船長も写っているのに)。

私が何かを見逃しているのでしょうか、どうにも以上のカットがストーリーと繋がりません。

 

さらに、新しいエンタープライズのクルーを待ち受けるのは、実を言うと異星人ではないのです。

しかも、それはストーリーの後半になるまでは語られていません。

いきなり、取って付けたような出現に、視聴者はかなり戸惑うと思います。

 

そこまでに至る伏線を、前半の何処かで少しでも見せてくれれば問題はないのですが、物語を進める上で一番やってはいけない演出を行ってしまったようです。

それにより、何か釈然としない気分だけが残り、ストーリー全体が薄ぼんやりとなってしまいました。

「BEYOND」と銘打ったからには、謎解きはしっかりと、手を抜かずにやってもらいたかったものです。

 

 

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重要な部分がおざなりに

 

映画の冒頭は、カーク船長がどこかの異星人と和平交渉をするシーンから始まります。

今回の作品では。この部分が一番重要なカットのはずですが、なぜかサラッと流されてしまいます。

後々、そこで登場したエイリアンデバイスがキーとなるのですが、それについては詳しく触れられずに先へ進みます。

 

さらに、敵は終始惑星連邦をモニターしていられるほどのテクノロジーがあり、その上エンタープライズを破壊するだけの武器と兵力があるにも関わらず、それらの力を使わずにいました。

どうにも、重要な部分をおざなりにしているとしか思えません。

矛盾が露呈するようなストーリーを、無理やり繋げたような感じがして仕方ないのです。

 

 

終わりに

 

今回の記事が、それほど長く書かれていない事からも察していただけるでしょうが、「スター・トレック BEYOND」は、残念ながらおススメの映画ではありません。

勿論、楽しめる部分は結構ありますが、女戦士の格闘シーンはキアヌ・リーブスさんのクンフーよりも見劣りします。

劇中のギャグもいまいち冴がなく、これまでのスター・トレックにあった独特のウイットが見られません(例えば、バルカンには通じないジョークや、地球人には分からないバルカン独特の感性など)。

 

削るものは削っても、無くてはならない要素は残しておかねばならないものを、大衆受けを考えるあまり本来の面白さも失ってしまったようです。

個人的には、テレビでDVDを見るのがよく、劇場に足を運ぶまでには及びません。

駄作とまでは行きませんが、過去の作品とは比べようのない内容です。

 

日本の有名タレントをプロモーションに起用していますが、むしろ逆効果のような気もします。

とりあえず、トレック生誕50周年の節目を迎え、ここで少し一段落して、ストーリーを見直すのが良いでしょう。

劇中ではエンタープライズが破壊され、また新たな戦艦を建造しましたが、次回の航海までには暫く時間がかかりそうです。

 

スター・トレックの最新作、「スター・トレック BEYOND」は、2016年10月21日(金)に公開です。

 

 

今のイチオシは、こちらです。エド・ハリスがキーパーソンです。

wwptalk.hatenablog.com