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「ゴースト・イン・ザ・シェル」ハリウッド実写映画 スカーレット・ヨハンソンは適役に違いない!?

遂にこの日が来てしまいました!

ハリウッドによる、日本アニメを実写映画とした作品が登場します。

士郎正宗氏原作の、「攻殻機動隊:Ghost in the Shell」が、スカーレット・ヨハンソンさんの主演で映画化されました。

 

かなり以前から話題にはなっていましたが(着手したのは2008年)、アニメの世界観を損ねるからと、反対意見が相次いでいたものです。

それが今回、映像の一部分が公開されました。

11月13日(日)には主演女優を交えてのトークショーも行われ、その人気ぶりに拍車をかけています。

 

 

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これまでにも、日本のアニメをハリウッドで実写化する試みは取られて来ました(いずれもそれほどの成功には至っていません)。

有名な作品では、鳥山明氏原作の「ドラゴンボール」がありました。

が、あまりにも悲惨な内容に、大コケしては失敗の坂道を真っ逆さまに転げ落ちてしまいました。

 

今後も、日本のヒットアニメがハリウッドで実写映画化される予定にはなっているものの、シチュエーションを根こそぎ変えることに、今でもファンからは小さくない悲鳴が上がっています。

しかし、公開されたトレーラーを見る限りは、かなり上出来ではないかと思える今作です。

 

 

映画制作に至るまで

 

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スティーブン・スピルバーグ氏率いるドリームワークスが、アニメ「攻殻機動隊」の実写映画の制作権を買収したのが、2008年のことでした。

その後、プロデューサーと脚本家が決まり、2015年にはパラマウント・ピクチャーズがプロデュースと配給に加わりました。

キャスティングでは、主役を決めるのに多少手間取ったようですが、2014年の10月にスカーレット・ヨハンソンさんが主演として迎えられました。

 

当初は、スーサイド・スクワッドでハーレイ・クインを演じた、マーゴット・ロビーさんを主役に据える予定でした。

ところが、彼女はハーレイ・クインのために役を受けず、代わりにヨハンソンさんに白羽の矢が立ったというわけです。

ハリウッドでは主役の交代はよくあることですが、どの映画がヒットするかは公開されてみないことには分かりません。

 

スーサイド・スクワッドは、興行的には辛うじて黒字になったようですが、前評判ほどの爆発力はなく、次回作は検討されています(個人的には期待していたよりもやや下火でした)。

確かに、映画のエンディングは続編を予感させるシーンで終わっています。

とは言え、第一作のムードを継承するようなら、良くても二部作止まりになるのは容易に想像がつきます。

 

はたして、「Ghost in the Shell」の主演を断ったロビーさんが笑うのか、それとも既に「アベンジャーズ」でビッグネームをほしいままにしているヨハンソンさんが再度大花火を打ち上げるのか、今後の興行レースから目が離せません。

日本からも、数人の俳優が今作品の制作に携わっています。

北野武さん、桃井かおりさん、福島リラさんなど、他にも若干の日本人俳優が加わっています。

 

 

制作スタッフ&キャスト

 

正直を申しまして、ここの説明が一番面倒です。

なぜなら、全ての役者が知られているわけではなく、また海外のプロデューサーの名前を上げたところで日本での知名度はほぼ皆無だからです。

よほど有名で、作品がメガヒットをしたような監督なら別ですが、今作の監督もそれほど名が知られた人ではありません。

 

そこで今回も、あまり詳しくは語らずに、ほぼ名前の紹介だけにとどめることにしました。

 

制作スタッフ

監督:ルパート・サンダース

脚本:ジョナサン・ハーマンジェームズ・モス

プロデューサー:アヴィ・アラッドスティーブン・ポール

 

キャスト

草薙素子:スカーレット・ヨハンソン

バトウ:ピロウ・アズベック(またはアスベック)

荒巻大輔:北野武

 

 

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監督は、ルパート・サンダース(Rupert Sanders)さんが行っています。

この方は、2012年に公開された「スノーホワイト(Snow White and the Huntsman)」の監督です。

この映画も大ヒットとはならず、国内では赤字、そして海外の興行でようやくブレークイーブンに出来た作品です。

作品の作り方は悪くありませんが、小説で言えば、若干冗舌になる部分が目立ちます。

 

プロデューサーの1人であるアヴィ・アラッド氏は、この業界に長く君臨する大物プロデューサーで、「アイアンマン」、「スパイダーマン」、「X-Men」、「ブレード」など、数多くの作品の制作に関わっています。

しかしながら、脚本家のお二人はそれほどキャリアは長くなく、ジェームズ・モスさんが、2008年にリリースされた「フェイク シティ ある男のルール(Street Kings)」の脚本を手がけている程度です(この作品はキアヌ・リーブスさんが主演ですので忘れません)。

 

俳優陣は、主演にスカーレット・ヨハンソンさん、バトウ役にピロウ・アズベックさんを迎えて行われました。

ヨハンソンさんについてはもはや語る必要はないのですが、アズベックさんを知らない人は多いかも知れません。

彼は、「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン6(シーズン5にも出てきますが、ほとんど顔が映りません)のエピソード5から登場します(役はセオン・グレイジョイの叔父、亡くなった王の弟で、ユーロン・グレイジョイです)。

 

日本人の役者では、北野武さんと桃井かおりさんが登場します。北野さんは9課の部長である荒巻大輔役を、桃井さんの役はまだ発表されていません。

他には、「ウルヴァリン:SAMURAI」でヒュー・ジャックマンさんの相手役を努めた、福島リラさんが出演しています。こちらの役どころもまだ不明です。

いささか、ヨレヨレなストーリーになりそうな気がしないでもありません。ただし、北野さんが、「JM」で見せたような鬼気迫る演技をするなら、先ず期待を裏切られることはないと思います。

 

 

原作との乖離度は?

 

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「CIA☆こちら映画中央情報曲です」から借りてきた写真。修正がスゴイぞ!

 

 

これだけは、本編を見てみるまでは何とも言えませんが、個人的には全く期待していませんでした(トレーラーを見るまでは)。

パラマウントから、スニークプリビューとしての第二弾を、11月13日(日)に公表されるまでは、おそらく「ドラゴンボール」の二の舞いになると思っていたほどです。

ユーチューブにアップされた動画を見てからは、少々気分が変わっています。

 

 

白人至上主義は健在

 

ハリウッドでは、白人(ヨハンソンさん)が日本人の役を演じることに猛抗議が来たようですが、要はその映画がどれだけ面白くて、また観客の目を満足させられるかにあります。

アニメの中の登場人物も、ハーフ(ジャパニーズね)かフルかも分からない人達で溢れていますから、少々の違いは大目に見ましょう。

それに、アニメの登場人物を実在の人間が演じることにこそ無理があります。

 

とは言え、サンダース監督のコメントが少々気になるところです。

 

サンダース監督は、「素子はアンドロイドで歴史上の人物ではないから、この人種でなければダメということはないと思う」とコメント。さらに、「グローバルな観客に向けた作品」であり、「類まれな魅力ある役者」として最初からスカーレットを想定しており、日本人などの起用は考えていなかったことも明かした。

 

確かに、ハリウッド映画の主役として、草薙素子を演じ切れる日本の女優がいるかと訊かれれば、いるわけがありません。

ただ、だからと言って白人が演じる必要もないでしょうね。

これは、明らかに白人社会のプレッシャーが重くのしかかっている証拠であり、ホワイトワッシュ(どんなエスニックな主人公役にも白人しか使わない人種差別)に他ならないのです。

 

日本人を起用して、無理を押してでも作れば、それこそ三流作品が出来上がるばかりです。

しかしながら、原作のシナリオでは、草薙素子は列記とした日本人であり、白人の若造がとやかく言える相手ではありません。

草薙素子を白人に仕立て上げたのは、白人至上主義者達が白人主導で映画を作る事で、アニメを超えたかったからに他なりません。

それ故に、失敗したときの担保として、実績も無い若い監督を起用しているのです(オピニオンね)。

 

 

Kiss Ass的キャスティング

 

北野武さんを起用したのも、単に日本人受けさせるためにお茶を濁しただけであり、ただ原作アニメをコピーしたような作品に、なるべくケチを付けられないための布石に過ぎません。

今作が面白そうに見えるのは、原作及びアニメが秀逸な作品だからであり、映画はいわばただのレプリカです。

なるべく日本での興行を有利に運ぶための策であり、魂胆が見え見えで気分が悪いです。

 

しかも、超未来SF傑作に、日本でも使わない役者を持ってくるとは、一体何を狙っているのかと勘ぐりたくなります。

桃井かおりさんの役どころが公表されていませんが、他に人選はなかったのでしょうか?

裏があるのが丸分かりで、どうにも素直に喜べません。

 

 

シャープさに欠ける主人公

 

スカーレット・ヨハンソンさんは、「アベンジャーズ」で頭角を現した女優です。

それまではミディオカタイプの俳優だったのが、いきなり準主役級の代替が効かないポジションに就いています。

これは、シャロン・ストーンさんが、「氷の微笑」をきっかけに売れ出したときを思い出させます。

 

白人のブロンズ女性で、外見は非常に魅力的にもかかわらず、鳴かず飛ばずな中堅女優です。

演技は上手くなく、かと言って下手でもなく、何かのハマり役さえあれば自信を持って飛躍出来るタイプの女優です。

マリリン・モンローさんが売れたのも、髪を金色に染めて、ヒッチコック監督の作品に出演してからだと言われています。

 

これは、飽くまで個人的な邪推です。

が、おそらくハリウッド映画界に顔の効くパトロンがついたのでしょう。

実績もない監督が、億ドルを超える制作費で作られる映画の主役を選べるわけがありません。

 

ヨハンソンさんは、私の大変好きな女優の1人です。

ですが、草薙素子になるには今ひとつシャープさに欠けます。

草薙素子は、クールな中にバイセクシャルの妖艶さを持つ、任務遂行のためには無情極まりないサディストであり、そんじょそこらの男では、全く相手にならないスーパーガールで、近付くだけで切れてしまいそうな鋭利さを隠し持っています(バトウでさえ素子には勝てないのだ)。

 

しかし、ヨハンソンさんの身体は極めて女性らしく、「アベンジャーズ」のブラックウイドウはこなせても、草薙少佐にはいささか荷が重いように感じます。

胸が大き過ぎるのと、下半身に肉が付き過ぎです(白人からすれば、ヨハンソンさんのようなシェイプが好みかと)。

海外のオタク連中は騙せても、日本の二次元オタクの目は誤魔化せません。

 

 

終わりに

 

いずれにせよ、今作はハリウッド生まれの実写映画であり、オリジナルとはかけ離れた作品と考えるのが良さそうです。

少なくとも、アニメの「攻殻機動隊」を、ハリウッドテイストにしようものなら即赤信号が灯ります。

ファンが見れば、少なから落胆するようなシーンの連続、だと思っておいた方が良いでしょう(そう思って見るのが無難です)。

 

トレーラーを見る限りでは、ブレード・ランナーを想起させるシーンがやけに目に付きます(原作がそもそも影響を受けているから?)。

アニメに忠実に作るあまり、オリジナリティーが影を潜めているのも見て取れます。

今作の売りは、単にスカーレット・ヨハンソンが主役を演じていることだけで、他に取り柄はなさそうです。

 

この作品が公開された後からも、「Death Note」や「NARUTO」の実写版が控えています。

もっぱら、「NARUTO」の撮影はまだ先の話ですが、「Death Note」に関しては既に配役も決まっており、現在制作の真っ最中です。

また、どんな映画を作ろうとするのかが気になるところですが、怖いもの見たさに視聴することはあっても、期待に胸を膨らませて鑑賞することはないでしょう。

 

北野さんも言っていましたが、彼の映画なら100本は作れるほどの予算が投じられているそうです。

それだけ潤沢な予算があれば、大抵の世界(原作の)なら再現出来るはずです。

売れるとは思いますが、原作のファンからはかなり酷評される作品です。

 

「Ghost in the Shell:攻殻機動隊」日本での公開は、2017年4月に予定されています。

 

 

www.youtube.com

 

この作品についてのレビューは、また追って行います。

どうぞ、お楽しみに!

 

 

 

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