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さて、いかがなものかと?

暮らしに役立つ情報をメインとし、超常現象や都市伝説、さらに新作映画のレビューを掲載しています。

「モアナと伝説の海」はズートピアを超えられるのか?!世界に広がれ愛のメッセージ!

2017年に公開予定の新作映画

ディズニーの新作アニメ、モアナと伝説の海(Moana)が公開されました。

とは言っても、日本以外でのことで、2016年の11月23日には既にオープニングを迎えていました。

アジアでの公開は少し後になり、中でも最も遅いのは日本となるようです。

アメリカでは感謝祭に合わせて公開されたこのアニメ、はたして激動の2017年を飾るに相応しいディズニー作品となるのでしょうか?

 

 

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アメリカでは新大統領も決まり、新しく発足しようとする政府には期待と不案が入り混じっているようです。

これまでにも、時代毎に大きなテーマを投げかけてきたディズニーアニメですが、さて今作品では何を訴えているのでしょうか?

この作品については以前にも記事を書きましたが、今回は少し視点を変えて見ていただこうと考え、再アップすることにしました。

 

 

ポリネシアンが主人公のアニメ

 

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映画の中にまで政治を持ち込むのは、好きではありません。

過去には政治色の濃い作品も多数作られて来ましたが、それらは常に時代を反映しただけの、一部の人間の自己満足に終わっています(50年代には映画を通して共産主義を浸透させようとする動きもありました)。

問題を提起する目的で作られた映画(「ザ・コーブ」とか)ならまだ許容できますが、民衆を扇動し、ともすれば個人の思想を侵食しようとする作品には怒りすら覚えます。

 

人道支援の目的も無く、ただ国家の策略に乗せられて作成される映画もあります。

映画監督は、作品が社会的に脚光を浴びれば満足し、そのことで人々の心にどれだけの歪みをもたらすかなどはてんで理解できない人もいます(「不屈の男 アンブロークン:Unbroken」などはその典型です。作った監督も最悪でした)。

映画の中にまで偏見を持ち込もうとするハリウッドでは、大統領が変わった今、益々偏向的な作品が作られるようになるでしょう。

 

しかし、ホワイトワッシュ(出演者が白ばかりの映画をこう呼びます)が取り沙汰されているハリウッドで、唯一の救いとなるのがディズニーアニメかもしれません。

これまでにも様々な人種を主人公に迎え、常に偏見と戦ってきました(当の創設者は人種差別で有名でしたから、何とも皮肉なことですね)。

今回公開された作品は、共和党政権が最も嫌う、アメリカではマイノリティーであるポリネシアンを主人公としています。

 

モアナと伝説の海」は、ディズニーが手がける56番目のアニメ作品です。

作品の制作スタッフやキャストに関しては前回の記事を読んでいただくとして、今回はそのストーリーとメッセージに焦点を当てみました。

果てしない海を舞台として、その中を勇猛果敢に旅する彼女は、今や世界が必要とするニューヒロインと言えるでしょう。

 

 

wwptalk.hatenablog.com

 

 

ストーリーを語る前に

 

映画のレビューサイトでは、その作品の内容に触れた記事がほぼ大半を占めます。

中には画像だけを貼り合わせたような、およそレビューとは名ばかりのサイトも見られます。

撮影の話はどこへやら、ただキャストのゴシップを並べ立てたような、およそ映画とは無関係な記事をアップしているサイトもあります。

 

しかし、本当にその映画が見たくなるようなレビューを書いているサイトは、一体どれくらいあるのでしょうか?

単にインフォーメーションを掲載するだけなら、公式ホームページやトレーラーを見れば済みます。

中には、小難しい個人的な見解をこれ見よがしに展開しているページもあり、いずれもその映画を見たくなるどころか、記事を読むことにさえ嫌悪感を覚える場合が大半です。

 

こちら「さて、この映画いかがなものかと?」では、レビューというよりは、いかにその映画を見てもらえるかに重点を置いて記事を書いています。

勿論、主観が過ぎる記事もあり、読みたくなくなる人もいるでしょう(映画のPRからはほど遠いことも少なくありません)。

ですが、何か気になる映画であることは分かっていただけると自負しています(バイオハザードでもね)。

 

 

www.youtube.com

 

たとえアンチな内容の記事だとしても、読者がその映画に興味を持つことが何よりも優先され、結果的にその映画を視聴してもらえれば記事の持つ役割は果たされます。

「キアヌの友達(私のブログ上の名前)が勧めていたけど、全然面白くなかった!」と言われることもしばしばですが、先ず見てもらえたことに感謝しています。

しかし、こと「モアナと伝説の海」に関しては、何ら語る必要が無いほど、老若男女に関わらずだれが見ても楽しめるハートウォーミング(月並みな表現)なストーリーとなっています。

 

そもそも、映画について語るのは、クリティークのために無理矢理仕事を作っているようなもので、見れば分かるものを必要以上に解説しているに過ぎません。

世間にいる、ものの役にも立たぬ評論家と同じ立ち位置を占め、好き勝手に云々する輩と変わりありません。

私も似たようなものですが、少なくとも評論家風情とは違う穴に暮らしています。

 

 

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ストーリーとメッセージ

 

2016年は、映画やドラマでお馴染みのワンダー・ウーマンが、国連の名誉大使に就任しました。

ところが、就任後2ヶ月足らずで解任されるというハプニングにも見舞われました。

彼女が辞めさせられた理由は(この表現は少しおかしいね)、大きな胸をはだけてホットパンツに身を包んだ女性が、はたして国連大使に相応しいのかとの論争が持ち上がったから、とされています。

 

2017年は、「ワンダー・ウーマン」の新作映画が公開予定でもあり、オープニングに先駆けて話題に拍車をかけるところが、かえって逆の効果を与えてしまったようです。

「バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生」でも登場したワンダー・ウーマンですが、現実世界ではかなり厳しい評価を浴びています。

日本での公開は夏になりますが、それまでにはまた話題を盛り返して欲しいところです。

 

さて、話を「モアナと伝説の海」に戻しますが、この映画は一部のセクシスト(性差別者)から攻撃を受けるような映画ではありません。

アメリカでは人種差別者が大統領になったとかでてんやわんやの大騒ぎをしていますが、モアナはそんなことにも動じません。

遥かな海原をカヌー一つで渡り歩き、数々の困難を物ともせずにアドベンチャーを繰り広げます。

しかも、モアナはポリネシアンの島を救った救世主であり、島民に正しい航海の方法を教える先生でもあるのです。

 

モアナに対するもう一人の主人公、マウイは、神と人の間に生まれたデミゴッドです。

ところが、神とは名ばかりのとことん自分勝手な奴で、彼のお陰で島が瀕死の危機に晒されます。

まるで、アメリカの新しい大統領のようですが、そんなマウイもモアナと接するうちに心変わりし、やがては彼女の最良のパートナーとなります。

 

この映画は、何やら現在のアメリカと日本の関係を表したかのような内容ですが、偶然とは言えかなり酷似しています。

一度はモアナを見捨てたマウイでしたが、最後には彼女の純真さと愛に心を打たれ、自身の一番大切な物を失ってまでも彼女を助けます。

彼らの行いは、マグマの悪魔(テ・カ【Te Kā】と呼ばれていますが、ここではあまりお話できません。詳しくは映画を見て下さい)に良心を呼び戻し、やがて島に訪れていた災厄を払うことになります。

 

この映画でも、ディズニー映画には付きものの、「愛と一途な思いはどんな困難にも打ち勝つ強さを生み出す」ことをメッセージとしています。

ただし、今回は例えそれが人知の及ばぬ遥かに強大な力を持つ者に対してでも、諦めずに信じてチャレンジすれば、その思いが叶うことを示唆しているかのようです。

モアナが探し求めた小さなストーン(これも説明できません)は、まるで現代人が失いつつある真心であり、それを取り戻しさえすれば全ての逆境は好転し始めることを説いています。

 

この映画の主題は「愛」です。

それも、南国の島々に暮らす人々の、誰もを受け入れる心の奥底からの人類愛です。

ただ薄っぺらな、その場限りの、損得勘定を後ろ手に隠し持ったような宗教的愛ではありません。

 

数千年の長きに渡って、人々の間で育まれてきた「愛」がメッセージとして込められています。

もし、国連でアニメのキャラクターを名誉大使に任命するのであれば、このモアナを選ぶべきだったのかもしれませんね。

少なくとも、ただ戦うだけの女性ではなく、心に大きな愛を抱いた女性であるべきでした。

 

 

ズートピアを超える名作

 

興行収入の点から見れば、「モアナと伝説の海」は「ズートピア」には敵いません。

オープニング初日の興行は「ズートピア」を上回りましたが、それでも全世界の売上では遠く及びません。

「ズートピア」は、既に「ファインディング・ドリー」を追い越すところまで来ており、DVDの売上ではドリーを超すことになるでしょう(映画の興行ではその差僅かに400万ドル)。

 

しかしながら、今後「モアナと伝説の海」は、社会に小さな旋風を巻き起こすかもしれません。

それは、必ずしも興行的なことではなく、人々の心のあり方や思いやりについてです。

「ズートピア」がガンホー的な努力によって夢を叶えたのに対して、「モアナと伝説の海」では古典的な愛によって夢を現実としています。

どちらも主人公は女性であり、現代のヒロインを象徴していますが、根底に流れるメッセージでは「モアナと伝説の海」の方がより多くの人の共感を得るでしょう。

 

少なくとも、「ワンダー・ウーマン」よりは、100倍以上も見て欲しい映画です。

 

 

終わりに

 

女性の社会進出が謳われて久しいですが、それでもアメリカ大統領は依然として白人男性であり、初の女性東京都知事への風当たりはこれまでのどの知事よりも強く荒いです。

人類がこの地表を二足歩行をし始めて以来、数万年が経ちますが、未だに男女の違い、人種の違い、はたまた肌の色の違いを語っています。

人類の間では、時間の経つのが何とも遅いようですが、それに伴い学習の速度も遅いのかもしれません。

 

2045年には技術的特異点が生じ、コンピューターが人類の知能を超えると言われています。

「ターミネーター」に出てくるような、人類を敵とみなすAIが開発されるのかどうかはさておき、人間以上の存在が発現した場合はどう対処すべきなのか。

よもや、人がコンピューターに統治(既に管理はされていますが)されることはないのでしょうが、そのあり方や姿勢を問われることにはなるかもしれません。

 

そんなとき、人類はどうするのでしょうか?

それこそ、「アニマトリックス」(「マトリックス リローデッド」の序章として制作されたアニメ)のように、人類は反旗を翻したAIによってコントロールされる、かもしれません。

考えたくはありませんが、この先に起こり得る現実です。

 

ただ、AIには持てないのが「心」や「愛」であり、「命」に対してはその概念すらも理解ができず、そこが唯一AIに付け入る隙きなのかもしれません。

しかも、人類はその偉大さを知り、日々感慨することが出来るのです。

2017年こそは、この地球が「愛」に満ち溢れる年になって欲しいものですね。

 

 

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