さて、いかがなものかと?

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ゴールデングローブ賞2017 アニメ部門で「ズートピア」が受賞!

2017年のゴールデングローブ賞が発表されました。

アカデミー賞に先駆けて、今年度の優秀作品を決定する指標ともなるイベントで、2016年に公開されたディズニーアニメ、「ズートピア」がアニメ部門の大賞に輝きました。

売り上げでは、数億円の差を開けられて「ファインディング・ドリー」に負けてはいますが、おそらく賞においては「ズートピア」の一人勝ちとなるでしょう。

 

人間の内面を深くえぐった作品が多い中、アニメの分野でもその傾向が伺えます。

今回、惜しくも受賞を逃した「Kubo and Two Strings」や「モアナと伝説の海」でも同じく、主人公の意志の強さと心の在り方がフォーカスされています。

聞くところによると、大方の予想を裏切る結果となったようですが、それでも賞に恥じない良作が選ばれています。

 

 

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今回は、2017年のゴールデングローブ賞を振り返ってみました。

 

 

目次

 

 

受賞作とノミネート作品

 

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「La La Land」のワンシーンです。この二人はダンスがあまり得意ではないのかな?

 

 

ゴールデングローブでは、賞は26部門に分かれています。

それぞれに5作品がノミネートされ、そのうちの一つを大賞とします。

日本のニュースではコメンテーターが好きかってなことを言っていますが、今回ほど面白みに欠ける賞もありませんでした。

 

トランプ氏が大統領に就任することもあり、前年度以上に白人を主役に迎えた映画が目を引きました。

26部門の賞を一々取り上げるのも面倒なので(面倒くさがり屋で申し訳ない)、最優秀映画賞(これもいくつかのジャンルに別れています)と、最優秀男優賞と女優賞だけを挙げておきます。

フジテレビのニュースではまた偏った報道をしていましたが、最優秀映画賞はミュージカルやコメディだけではありません。

 

 

最優秀映画賞 ドラマ部門

Moonlight(ムーンライト)

 

社会的に注目を浴びるのは、何をおいてもドラマ部門の作品です。

以降に、ミュージカル&コメディー部門の受賞作についても書いていますが、先ずは2016年一押しのドラマをご紹介します。

ただし、この映画がヒットしたかはまた別問題であり、もう一つの最優秀作品とは非常に対照的な内容です。

この「Moonlight」は、低予算の優れた映画として今後も注目を浴びることでしょう。

 

内容を説明したいのはやまやまですが、それではあなたの興味を削ぐ結果にならないとも限りません。

日本での劇場公開はほぼ皆無と言えるでしょうが、DVDやオンデマンドストリーミングではお目にかかる機会もあると思います。

それまでは、トレイラーを見て想像を巡らせておいて下さい。

 

 

 

 

ミュージカル&コメディー部門

La La Land(ラ・ラ・ランド)

 

「ウエストサイド物語」や「オール・ザット・ジャズ」、 「コーラスライン」に、「ムーランルージュ」など、ハリウッドでは時折大きなミュージカル作品が撮影されます。

その時代の世相を反映して作るのか、内容は実につまらないものが多いのですが、なぜか熱狂的なファンを持ちます(劇団四季が持つのと同じ現象?)。

「ロッキー・ホラー・ショー」や「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(Little Shop of Horrors)」は、今でこそ馴染みはあっても、20年ほど前の日本では知る人もあまりいない良作品でした(一部にフリークあり!)。

 

今回賞に輝いた「La La Land」は、昔懐かしいアイビー世代の映画です。

設定は現代ですが、1940年代に盛んに作られたミュージカルのリバイバル作品とも言えます。

白人が白人のために作ったような内容です。

 

夢を追った白人女性(女優志望)が、これまた夢を諦めきれない白人男性(ジャズ演奏家志望)とカリフォルニアという巨大な都市で巡り逢い、恋に落ちる物語です。

今さら?、お決まりのラブストーリーでもあるまいし、とは思うのですが、映画評論家からの評判はいいようです(映画評論家なんてほぼ白人しかやっていないですが)。

とにかく、白人(なんてたってマジョリティーだもんね)を喜ばせるための映画であり、白人のライフスタイルに憧れる日本のセレブには受けるでしょう。

 

 

 

 

確かに、主演役者が表現する、あり余るほどの情熱と一途な思いには心を動かされますが、 その反面、心の一部で鎌首をもたげるのが、「今さらこんなズブズブのラブストーリー?」と言った疑問でした。

 

 

主演女優賞(ドラマ部門)

イザベル・ユペール(Isabelle Huppert)

 

 主演女優賞(ミュージカル&コメディー部門)

エマ・ストーン(Emma Stone)

 

主演男優賞(ドラマ部門)

ケイシー・アフレック(Casey Affleck)

 

主演男優賞(ミュージカル&コメディー部門)

ライアン・ゴズリング(Ryan Gosling)

 

 

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今回のゴールデングローブ賞についての総評

 

アカデミー賞とはまた違い、毎年個性的で映画業界のパワーゲームからは一線を画した作品が選ばれるゴールデングローブ賞ですが、2017年は至って平凡に終わりました。

おそらく、スポンサーの影響が及んだのでしょうが、ここでもホワイトウオッシュ(白人だけが主役の作品)が目立ちました。

助演女優賞には、ヴィオラ・デイヴィス(スーサイドスクワッドの怖い司令官、アマンダ・ウォーラー役)さんが選ばれましたが、他は全て白一色で統一されています。

 

作品賞でも「La La Land」が獲り、監督賞でもスクリーンプレイ賞でも、当作品を撮った監督のデミアン・チャゼル(Damien Chazelle)さんが選ばれました。

なるほど、ただ今売り出し中の監督ですが、セッション(Whiplash)の大ヒットで一躍名監督の仲間入りを果たした若手の有望株です。

ハーバード大学の視覚環境科でフィルムメイキングを学んだ彼は、ジャズミュージックを主題とする映画の制作を得意としているようです。

 

これは私の主観ですが、どうも白人マネーが映画の背景に見え隠れしており、無理矢理に作り出されたシナリオのような気がしてなりません。

それが証拠に、アカデミー賞でも上記の作品は、作品賞、監督賞、主演男優賞&女優賞にノミネートされる公算が非常に強く、今年も去年に続き白人ばかりがクローズアップされる出来レースを見せられることになりそうです。

ただし、そんな中でも唯一の救いとなるのは、アニメの部門で「Kubo and the Two Strings」がノミネートされていたことです。

 

惜しくも受賞は逃しましたが、この他にも「モアナと伝説の海」がノミネートされるなど、アニメの世界では映画ほどの偏見は見られなかったように思います。

アニメ部門では、言わずと知れた「ズートピア」が大賞に輝いています。

ズートピア」は、2016年に日本で公開された外国映画のトップ興行収入を叩き出した作品だけに、個人的にもこの受賞は特に嬉しいニュースとなりました。

 

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終わりに

 

白人が賞を獲るのが悪いわけではありません。

巨大予算の映画では、白人を主演に据え、なるべく白人主導の作品でなければ資金が回収できず、これもまた苦肉の策と言えば言えなくもないのが現状です。

それだけに、黒人が主役の映画では、必ずと言っていいほどに白人の売れっ子俳優を助演に起用しています。

 

映画作りも商売ですから、当然資金が回収されないとスポンサーは大赤字で、それこそ死活問題となります(結構潰れる投資家もいるみたいです)。

見る人全てを喜ばせることができないのは重々承知していても、それでも最近のハリウッド映画はかなり白人寄りに思えます。

新大統領が人種差別者の白人であり、その上財界に名の通った人物ならなおのこと、今後のハリウッドではさらに白人主導の作品が乱立するでしょう。

 

それが大衆の選択なら仕方はないのですが、2016年の夏に公開された「ゴースト・バスターズ」のように、主演が女性に変わったことや、マイノリティーが主演を務めることに苦情が殺到するようでは、娯楽としての映画の意味が失くなってしまいます。

世界は白人だけが暮らしているわけではなく、ましてやアメリカはマイノリティーによって支えられているような国です。

そんな彼らを度外視してコーカソイドだけで映画を作っても、何も面白みは無いように感じますが、いかがなものでしょうか。

 

白人は見ない映画に、「I'm Gonna Git You Sucka(ゴールデン・ヒーロー 最後の聖戦)」があります。

大バカ映画ですが、私の好きな作品の一つです。

キャストはほぼ全員が黒人で、白人の反社会勢力に立ち向かうギャグヒーロー映画です。

 

日本の劇場では勿論上映されることはなく、DVDでしか見られない作品ですが、今のハリウッドでは絶対に制作できないタイプの映画です。

「ラスト・ボーイスカウト」でブルース・ウイリスの相手役を務めた、キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ(Keenen Ivory Wayans)さんが監督と主演を行っています。

日本語のタイトルは最低ですが、ギャグ映画としては最高(?)です。

 

いずれにせよ、続くアカデミー賞でも、今回の結果は色濃く反映することでしょう。

予想を覆すような、心の晴れる結果を期待したいものです。

 

 

2017年はこの映画がヒットします。ハワイに旅行する人がまた増えそうです。

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