さて、いかがなものかと?

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隕石2月16日に日本へ落下!?「君の名は。」が現実になる!?

2013年2月15日、ロシアのチェリャビンスクに降った隕石は、およそ1500人の被害者を出し、被害総額は約30億円にも上りました。

2017年2月25日、NASAは、地球から5100万km離れた宇宙に、小惑星2016 WF9が通過すると発表しています。

これは、2016年11月27日に、NASAのネオワイズ(NEOWISE:赤外線望遠鏡を積んだ探査衛星)によって観測されました。

 

 

www.jpl.nasa.gov

 

その大きさははっきりとは分かっておらず、半径0.5~1.0kmに達すると考えられています。

NASAは、この小惑星が地球に接近することはあっても、衝突することはありえないとしています。

しかしながら、色々と調べていくうちに、どうにも辻褄が合わないデータが出てきました。

 

ロシア人天文学者の一人は、惑星ニビル(正体不明の惑星)を引き合いに出し、2016 WF9が地球と衝突すると発言しています。

もっぱら、海外のニュースサイトではこの件を大々的に取り上げており、一部のマニアの間では地球滅亡説まで出ています。

最近では、日本のアニメ映画、「君の名は。」でも、隕石の衝突(ネタバレごめん)がストーリーの中核をなしていました。

 

 

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さて、2016 WF9が地球に衝突する可能性はあるのでしょうか?

 

 

目次

 

 

2016 WF9が衝突する確率は?

 

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NASAの発表によると、地球が隕石によって甚大な被害を受けることは、およそ次の100年間はありえないとしています。

早い話が、2016 WF9が地球に落下する確率は、限りなく0”に近いと言えます。

あるとすれば、小惑星2009 FDによる衝突ですが、それでも確率的には0.2%未満でしかありません。

地球に最も近付くのは2185年3月29日との計算であり、その大きさは直径130メートルに達すると推測されています(現在0歳の新生児でも、この頃までは生きていないと思われます。いや、その頃になればサイボーグがいるかもね)。

もし、この小惑星が地球に衝突すれば、破壊力はおよそ300~400メガトンと推定され、大きな都市1つが完全に消滅すると想定されます。

 

他にも、ベンヌ(Bennu)と呼ばれる小惑星がありますが、こちらも99.963%の割合で衝突しないとの計算です。

勿論、確率は0.000%ではありませんが、最も接近するのすら2175年から2199年にかけてであり、どう考えても心配には及びません。

ただ、直径が数百メートルにもなる小惑星が衝突することはなくても、危険はそればかりではないのです。

 

 

2016 WF9以外の脅威

 

イギリスのニュースサイト(主にゴシップを扱うサイト)では、2016 WF9の軌道を惑星ニビルが変えたことで、この小惑星が地球に向かって来ると言っています(その日が2月16日だと言われています)

しかしながら、惑星ニビルがいかに大きくても、木星ほどの引力はなく、小惑星の軌道を変えるほどには影響しないはずです。

ニビルよりも、また2016 WF9よりも怖いのは、まだ観測されてはいない小惑星(宇宙空間に無数に存在する)です。

 

余談ですが、小惑星D/1993 F2をご存知でしょうか?

またの名を、コメット・シューメーカー・レビ―9(Comet Shoemaker–Levy 9:通称SL9)と言います。

この小惑星は、1993年にキャロライン&ユージーン・M・シューメーカー氏(Carolyn and Eugene M. Shoemaker)とデヴィッド・レビー氏(David Levy)によって発見されました。

 

Comet Shoemaker-Levy Homepage (JPL)

 

1992年に分裂し、1994年の7月に木星と激突しました(これは、人類の歴史上、太陽系で初となる惑星衝突の事例です)。

今は消滅して存在しないので、D/1993 E2と呼ばれています。

この惑星が木星に衝突した際は、火柱が木星表面から3000kmにも達し、直径6000kmにもなる黒点を残しました(この黒点は、一般の望遠鏡でも確認できたそうです)。

 

SL9が木星に衝突した際の速度は、毎秒60kmに達しました。

21の破片に分かれて突入し、最大のモノは半径2kmと推測されました。

中でも、7月18日に衝突した破片によって12000kmの黒点が生まれ、その衝撃は600万メガトン爆弾に匹敵すると言われました。

 

アニメ「君の名は。」でも、彗星が分裂し、一部が隕石となり地上を襲いました。

新開監督はSL9の記録を知っていたのかもしれませんが、もし同じことが起これば、被害規模は映画のストーリーどころではありません。

それに、分裂した彗星が落ちてくるくらいなら、その他にもいくつかの破片が地球の引力に吸い寄せられているはずです(それこそ糸守町だけでは済みません)。

 

しかし、驚くべきはSL9が生み出した破壊力ではなく、木星がその力を全て消化吸収したことです。

木星は、別名「宇宙の掃除機」とも呼ばれていて、その桁外れな引力でおびただしい数の小惑星を吸い寄せます。

もし、この太陽系に木星が存在しなければ、地球は今の数千倍も隕石の落下を経験することになります。

 

チェリャビンスク隕石

2013年、ロシアに落下した隕石は、直径が10数mとされています。

秒速15km余りで大気圏に突入し、上空25km辺りで爆発した模様です。

ただ、この程度の隕石でもその破壊力は想像を遥かに超える規模であり、爆弾のエネルギー(TNT火薬の量:1トンが1000キログラム)に換算すると、500キロトンに相当したのではないかと言われています(広島原爆は約15キロトン)。

 

チェリャビンスクでは壊滅的な被害もなく、一人の死者も出ませんでした。

ここだけを見れば、隕石とは言えその被害は限定的だと考えられそうですが、本当の恐怖はこれから起こります。

NASAは既にこの事実を公表していますが、ほとんどのメディアでは未だに言及されていません(パニックになる可能性があるからかな?)。

 

 

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惑星防衛システム(Planetary Defence)

これは、エイリアンや外宇宙からの侵略に備えた防衛システムではありません(トランスフォーマーに出てくるセクター7とは違うのよ)。

Planetary Defenceとは、地球の大気圏外にある様々な物体(使われていない衛星、小惑星、宇宙デブリなど。大きさが30~50メートル以上の物体)を早期に発見して、地表に落ちないように監視するシステムです。

これは、NASAのPDCO(Planetary Defense Coordination Office)によって行われており、次の100年間に、地表に落下する可能性が1%でもある物体を補足して警告します。

 

もし、このNEO(near-Earth object:地球に近い浮遊物をNASAではこう呼んでいます)が危険と判断された場合は、アクションチーム14(Action Team 14:Action Team on Near Earth Objects)やその他の政府防衛機関(本当に宇宙防衛軍【Spaceguard Fundation】と呼ばれる組織が実在します)との連携により排除されます。

主に、小惑星を破壊したり撃墜したりするのではなく(そんな場合もあるのかもしれませんが)、その軌道を変えることが目的のようです。

 

しかし、これほど厳重に監視された中でも、その網の目をくぐって地表に到達する隕石があります。

それが、前述したチェリャビンスクの隕石であり、または同規模の小惑星となります。

とは言いながらも、実は巨大隕石は地球に落下しているのです。

 

 

www.nasa.gov

 

 まさに「君の名は。」が現実になる

 

NASA以外にも、アメリカには天体観測を行う政府組織は無数に存在します。

USGS(アメリカ地質調査所:The United States Geological Survey)もその一つであり、 先に紹介したユージーン・シューメーカーさん(SL9の命名者)もUSGSの所員でした。

この組織は、地球上で起こる様々な災害による自然と人類への影響や、それがもたらす被害の状況を科学的に観測しています(SF映画に出てくるような政府の組織はここをモデルとしています)。

 

 

USGS.gov | Science for a changing world

 

 

USGSの調査によると、広島に投下された原爆と同等かそれ以上の被害をもたらすと考えられる規模の隕石は、少なくとも年に一回は地球上のどこかに落ちていると報告されています。

しかしながら、私の知る限り、そんなニュースを見たことはありません。

なぜなら、落下した隕石はそのほとんどが海に消えた(地球表面の70%が海だから)のと、その多くが大気圏を突破した直後に爆発しているからです。

 

中にはチェリャビンスクのようなケースもありますが、ほとんどは激しい閃光と爆発音を残して消滅します。

ただし、NASAでもその他の天体観測機関でも、チェリャビンスク規模の隕石は補足することができず、同じことがいつどこで起こっても不思議ではないと言っています。

しかも、毎秒19キロ(平均値)で落下する物体を破壊することは、現在の兵器では不可能です。

 

空前のヒットでファンを沸かせたアニメ、「君の名は。」ですが、映画の中で起こった悲劇は決して夢物語ではありません。

万が一、大気圏を逃れた隕石が空中で爆発せずに地上に落下すれば、その被害は湖ができる程度では済まないでしょう。

以下に、目安として、隕石の規模と落下時の影響を表してみました。

 

 

隕石の規模と被害予測

1. 75mの隕石で100メガトン級の破壊力、できるクレーターは直径1.5kmで、パリのサイズの土地が消し飛ぶ。

2. 160mの隕石で500メガトン級の破壊力、できるクレーターは直径3kmで東京都が消滅する。

3. 350mの隕石で5000メガトン級の破壊力、できるクレーターは直径6kmで関東が消滅し、ここから巨大津波が発生する。

4. 700mの隕石で15000メガトン級の破壊力、できるクレーターは直径12kmで本州が消滅する。

5. 1.7kmの隕石で 200000メガトン級の破壊力、できるクレーターは直径30kmでオゾン層が消滅し、地球規模の災害が発生する。

6. 3.0kmの隕石で 1000000メガトン級の破壊力、できるクレーターは直径60kmでアメリカ大陸が消滅し、地球規模で気候変動が起こる。

7. 7.0kmの隕石で 50000000メガトン級の破壊力、できるクレーターは直径125kmで地上は現在の形を維持していない。

 

Earth Impact Effects Program

こちらのサイトで隕石による衝撃の計算が出来ます(英語のサイトです)。

 

ちなみに、隕石の直径が85メートル以上にならないと地表には到達せず、大半は空中爆発すると考えられています(ただし、隕石の密度や、構成される物質の硬度により異なります)。

チェリャビンスク隕石は、最大でも直径が15メートルほどとされていますが、15mの隕石では159キロトンの破壊力があり、大気圏を抜ける頃には82キロトンまで減少し、上空26.4 km 当たりで爆発します。

20mの隕石の場合は、376キロトンの破壊力がありますが、大気圏を抜ける頃には230キロトンまで減少し、上空約22.4kmで爆発し消滅します(以上のいずれもが、27年から60年に一度のサイクルで地球に飛来します)。

 

しかし、上述したように、チェリャビンスク規模の隕石はいつ落下してきても不思議ではなく、都心部を直撃すれば地震以上の被害をもたらすのは明らかです。

しかも、それは今にも起こりうる現象なのです。

 

 

終わりに

 

最近は、映画のレビューもせずにオカルティックな記事ばかりを書いていますが、どちらかと言えばこちらの方が書き甲斐があります。

記事によってアクセスは程々ですが、書いていても楽しいです。

警告とまでは行かずとも、心の片隅に留めていただければ書いた意味があります。

 

一人の人が隕石による災害で亡くなる確率は、およそ20万分の1程度らしいですが、それでも全くの0ではなく、起こらない方がいいに越したことはありません。

しかしながら、やはり一寸先は闇と言われるように、未来に何が起こるかなどは予測不可能です。

それが証拠に、過去にもいくつかの隕石が落下し、それまでにあった文明(もしあれば)は跡形も無く失くなっています。

 

フレデフォート・ドームはヨハネスブルグの南西120kmの位置にある。隕石の衝突跡の直径は約190kmと世界最大。隕石の衝突跡は、中央のドーム(直径約50km)とそれを取り囲む外輪山(リング)からなる。

今から約20億2300万年前(古原生代)に直径10から12kmの小惑星が速度約20km/sで衝突し、フレデフォート・ドームが生成されたと考えられている。衝突時のエネルギーはTNT火薬に換算して87Tt(テラトン、広島型原爆が約15kt、即ち58億倍) にのぼる。この時の衝突で地殻はえぐられ、地下25kmまで到達したと考えられている。

 

NASAは2月25日に2016 WF9が地球の近くを通過すると言っていますが、ロシアの天文学者(?)は衝突すると言っています。

どちらを信じるかはあなた次第ですが、私は何も起こらないと思います。

間違っても、2月16日に地球が消滅するなどはあり得ません。

万が一衝突しても、人類に逃げ場はなく、誰もが同じ運命を辿るでしょう。

 

そんなバカげたことに気を委ねるよりも、もっと楽しいことを考えながら生活しましょう。

 

 

「建国記念の日」には、こんな面白いストーリーが背景にあった!

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