さて、いかがなものかと?

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美女と野獣でのLGBT的表現 ディズニー初ではなかった!

マレーシアで物議の的になっている、ディズニーアニメの実写版映画、「美女と野獣」。

わずか数十秒程度のシーンが、一部の宗教でタブー視されているとの理由から、マレーシアでの上映は一時保留になっていました。

この宗教的な理由による公開禁止措置は、ディズニーの反発を受け、その挙句に上映は中止されました。

 

日本のネットでは、ディズニー初のLGBTキャラだとか、表現だとかと言われていますが、実はこれが初めての試みではありません。

公に認めるような描写をしているのは、おそらく今回が初めてです。

ですが、登場したキャラクターがLGBTをカミングアウトするシーンは、以前にも度々ありました(これも見方によります)。

 

 

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海外のメディアや宗教関係者からは、これまでにもかなりのバッシングを浴びてきました。

それでも、ディズニーが映画に手を加えることはなく、今回も例に洩れずディズニーの姿勢を一貫したようです。

個人的には、隠そうとするよりも、さらけ出した方が理解が深まり、良い結果が生まれると思っています。

 

ディズニー映画の中でLGBT的な描写が行われるのに、何がそれほど問題なのかを考えてみたいと思います。

 

 

美女と野獣でのLGBT的表現

 

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問題のシーンは、ル・フォウ(Le Fou)が主人であるガストン(Guston)を賛美するシーンです。

英語では、“on one day wants to be Gaston and on another day wants to kiss Gaston”. と言っています。

訳せば、「ある日はガストンになりたくて、またある日はガストンにキスをしたくなる」となります。

 

ル・フォウの外見はさておき、これまで公開されてきた映画の中では、似たようなシーンは数え切れないほどありました。

一々挙げるのも面倒ですが、少年がヒーローに憧れを抱き、自らも行動を起こす時と同じです(キックアスなどはその典型)。

ただ、ここに同性愛的感情が含まれるのかどうかは分かりません。

 

今回のディズニー映画でのシーンは、明らかにそれとした描写が含まれていた(?)のが問題のようです。

では、実際にはどう見えるのかをご覧いただきましょう。

 

 

www.youtube.com

 

冒頭の、たった10秒にも満たないシーンです。

これが、LGBT的描写と見るには、あまりにも偏向的と言わざるえません。

確かに、ル・フォウは、間違っても好感の持てるキャラクターではないかもしれませんが、それがLGBTと直結するとは考えられません。

 

今回のマレーシア政府の対応に対して、「ロード・オブ・ザ・リング」ではガンダルフを、そして「X-Men」ではマグニートーを演じた名優、イアン・マッケラン卿(Sir Ian McKellen)はこう言っています。

 

“For people to complain about it and say they don’t want children to see it is absolute rubbish.

“I know people who don’t like gay people make a fuss, it’s a very small moment in the movie and nobody should get too excited.”

 

「文句を付けては子供に見せたくないと言っているが、完全にバカげている」

「ゲイの人を嫌う者たちが大騒ぎをしているのは知っているが、映画の中ではほんの短い間であり、それほど興奮すべきではない」

 

マッケラン卿は、本作では魔法で時計に変えられた、コグスワース(Cogsworth)の声を演じています。

 

いずれにせよ、これをどう見るかは視聴者次第と言えますが、実はディズニーにおけるLGBT描写は、今回が初めてではありません。

 

 

ディズニーのLGBT描写

 

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Copyright by Disney

 

 

私のセクシュアリティーはヘテロなので、LGBTの方の気持ちは分かりません。

しかしながら、自然界では人間界以上に、同性による求愛行為を目にします。

それを見る限りは、むしろ人間の方が自然から逸脱しているようにも感じます。

 

 

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ディズニーにおけるLGBT的描写は、遥か以前から問われていました。

アメリカの狂的キリスト教信者の間では、「ダンボ」や「バンビ」の頃から、すでに同性愛的な表現が含まれていると言われていたのです。

例を挙げれば、「バンビ」に登場するスカンクが、"Call me Flower if you want to.(フラワーって呼んで)"と自己紹介するシーンです。

 

このスカンクは雄ですが、初対面のバンビに対して恥ずかしげな態度を見せています。

長いまつ毛をしばたたかせて、いかにも内気な様子が伺えます。

これを、「同性愛的な表現」とする人がいるのです。

 

問題のシーンはこちらです(ここではリンクだけをお知らせします)。

 

他にも、「ジャングル・ブック」に登場する熊のバル―や、「ライオンキング」の名悪役である、雄ライオンのスカーなど、異性のパートナーを求めないことがその理由になるそうです。

リトルマーメイドのアースラは、ある有名なドラッグクイーンをモデルにしていると言われています。

最近では、「アナと雪の女王」で、エルサがレズビアンではないかとの説も浮上しました(歌の歌詞を聞いていればそう聞こえなくもありませんが、はたして……?)。

 

「ムーラン」では、主人公のムーランがレズビアンだとされており、他のドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム」の中でも同様の描写が行われました。

しかしながら、ディズニー作品の中では、同性愛者による明確な描写はされておらず、いずれもグレーなエリアに留まっていました。

ところが、ディズニーのオンラインプログラムでは、はっきりそれと分かるシーンも存在します。

 

Disney XDは日本でも見られますが、多くのアニメ作品は公開されていません。

そんな中で、アメリカで配信されたアニメの一つに、同性愛者によるキスシーンがあります。

プログラム名は、「Star vs. the Forces of Evil」で、シーズン2の、エピソード39でのシーンでした。

 

 

www.youtube.com

 

アメリカでの生活が長かったので、LGBTについては何ら問題を感じませんが、宗教集団にとっては大問題なのでしょう。

特に、前大統領のジョージ・ブッシュ氏を支持するキリスト教原理主義などでは、LGBTはタブーとされています。

人それぞれに思想があるのは分かりますが、だからと言って、他人の思想を否定するのはいかがなものでしょうか?

少なくとも、それが誤った思想(テロとか)でない限りは、容認されるべきだと思います。

 

 

終わりに

 

マイノリティーだからと言って日陰に暮らす必要はなく、マジョリティーだからと言って全てが許されるわけではありません。

ただし、セクシャルマイノリティーがあたかも時代の先端を走っているような、要らぬ誤解を生むのも考えものです。

確かに、アーティスティックな世界にはLGBTの人も少なくはないですが、それが主流を占めるのもいささかおかしく感じます。

 

映画は、全ての人が楽しめる娯楽であり、そこに境界はないはずです。

今回のマレーシア政府による発言は、かなり常軌を逸しているとしか思えません。

たとえ、それが宗教的見地からの発言だとしても、個人の自由は宗教以前の問題です。

 

私的には、LGBTは大いに結構です!

とは言え、私は異性に魅かれます。

 

 

これにも、LGBT的な要素は出てきますが、まずは楽しむことの方が大事です。

wwptalk.hatenablog.com

 

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