さて、いかがなものかと?

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「ブレードランナー2049」はカルト映画の代名詞 大コケどころか大ヒットの予感!

映画のレビューに嫌気がさして、しばらくブログを休んでいたが、名画の復活ともなると俄然意欲が湧いてくる。

巷(メジャーな映画告知サイト)ではありきたりな記事しか見当たらず、いささか肩透かしを食らった気分だ。

なので、ここでは独自の視点でストーリーを語ってみたい。

 

 

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100人の観客がいれば100通りの感想があるにもかかわらず、当たり障りのない寸評を投稿するのが、映画劣国日本の慣習となっているようだ。

映画が面白いかどうかなど、見る者の経験や知識によって変化する。

ただSF好きの坊ちゃん嬢ちゃんが騒いだところで、オリジナルあっての「ブレードランナー2049」であることを思い知るがいい。

 

 

始まりは1982年

 

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ルトガー・ハウアー(Rutger Hauer)が、まだほんの尖った新人だった頃、彼の名を一躍メジャーに押し上げたのが、「レディーホーク(Ladyhawke)」と、「ブレードランナー」だった。

それまでの作品では、ヨーロッパから流れ込むテロ組織の一員であったり、ちょい役の殺し屋であったり、ストーリーには重要だが、記憶には残らない役者の一人でしかなかった。

ただ、彼の場合、ニヒルな容貌と冷酷な眼差しが、血の通わない人造人間を演じるには打って付けだったようだ。

 

その当時、「スター・ウォーズ」シリーズ第4作に出演し、これからスターダムにのし上がろうとするハリソン・フォードと出会ったのも、「ブレードランナー」。

ハングリーこの上ない二人が、持ちうる力の全てを出し切ったのが、この作品だったのだ。

あれから35年、今ようやくその続編が封切られる(アメリカでは10月6日から公開中)。

 

 

けっして成功したとは言えない前作品

 

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オリジナルの「ブレードランナー」は、何度もリメイク(ディレクターズカットなど)を施しながら延命を続けてきた。

それはまるで、新作の中に登場するレプリカントのようだ。

ただ、忘れられない工夫を怠らなかっただけで、その続編を作るのは容易なことではなかったはずだ(なぜなら、今でこそコアなファンが付いてはいるが、リリース当時は必ずしもヒット作とは言えなかったからである)。

 

35年前では巨額の予算だったが、興行収入はほぼブレイクイーブン(若干下回っていた)。

その後、DVDやファイナルカット版が出されると、ようやくのことでバジェットを超える収益を出すに至った。

しかし、今作品では、予算は当時の5倍以上、初日の興行収入でさえ当時の予算を凌駕している。

 

これまで続編を作れなくても、地道に繋いできた努力が、ようやく実を結んだと言うべきか。

 

 

原作者は映画の制作には反対だった!

 

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だが、なぜ「ブレードランナー」がここまで話題に上るのか?

80年代のSF映画は、ある独特の暗さと湿度に満ちていた。

しかし、「ブレードランナー」には、20世紀のSF作品としては珍しく、あたかも「攻殻機動隊Ghost in the shell)」の世界観を再現したかのような斬新さがあった。

 

もちろん、「ブレードランナー」が先であり、「攻殻」が産声を上げたのはその7年後だが、何かおかしなデジャブを感じたものだ。

2017年に公開された「Ghost in the shell」は、ほぼ「ブレードランナー」の世界観を牽引しながらも、その興行収入はオリジナルを遥かに超越している。

そして、SFの世界観を引き合いに出す場合、なぜかジョン・トラボルタの主演作、「バトルフィールド・アース(Battle field earth)」を思い出す。

 

この作品は、サイエントロジー(アメリカ発の新興宗教)の創始者である、ロン・ハバード(L. Ron Hubbard)氏の原作で、ジョン・トラボルタがその信者であるから制作が実現した映画である(もっぱらのウワサ)。

20世紀内では再現不可能と言われていた世界観だったが、2000年になるとすぐに公開されるといった、とにかく不思議な曰く付きの作品だった。

はたして、「ブレードランナー」の続編が、前作の世界観を醸し出すのが難しいから今の今まで作られなかったとは考え難いが、これまた何かネックとなるものを抱えていたのかと思うと、「バトル・フィールド・アース」同様に曰く付きとしか思えない。

 

とにかく、「ブレードランナー」のストーリーは別段飛躍したものではなく、どちらかと言えばオーソドックスなスタイルだった(現在ではだ)。

ただ、多くのファンを魅了した裏には、あの空前のヒットアニメ「エヴァンゲリオン」にも匹敵するほどの、広大な序章があったからに違いない。

原作は、フィリップ・K・ディック(Phillip K. Dick)氏であり、あの有名な「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」の作者である。

 

この少し異質のタイトルを持つSF小説は、現代の様々なSF映画に影響を及ぼし、「スキャナー・ダークリー(A Scanner Darkly)」のような一風変わった映画を生み出す基ともなった。

ブレードランナー」を見たファンは、映画の中に小説のストーリーを見出し、その世界観に陶酔したのだ。

その結果、1968年に出版された本にもかかわらず、今でも多くの熱狂的な支持者が存在し、彼らの多くがその映画をも支持している。

 

ブレードランナー」の制作が決まった当初、映画は原作者の反対を押し切って作られた(ディックが脚本を気に入らなかったためとされている)。

しかしながら、一部の撮影が終わった後、リドリー・スコット監督とフィリップ・ディック氏は意気投合し、全面的に協力をするほどになったらしい。

ただ残念なことに、ディック氏は「ブレードランナー」の封切を待たずに他界している。

 

もし、小説がバックボーンになかったなら、これほど「ブレードランナー」が話題になることはなかったかもしれない。

 

 

新作はオリジナルを超えられるのか?

 

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10月6日にオープニングを迎えて以来、破竹の勢いで興行収入を貪り続ける「ブレードランナー2049」。

制作予算をクリアーするのは、既に時間の問題だ。

だが、本当に、前作をしのぐほどの内容なのか?

 

若かりし頃のハリソン・フォードはもういない(出演はしていても、かつての精彩さは見られない)。

主演には、ライアン・ゴズリングを迎え、彼の相手役女優(アナ・デ・アルマ:Ana De Armas)も目を引くほどの美女である。

全く新時代のブレードランナーがお目見えしたとしか言いようはなく、過去の暗さは影を潜めたようにも思える。

 

エドワード・ジェームズ・オルモズ(Edward James Olmos、TV版マイアミバイスの司令官)扮する、ガフのような個性溢れるキャラも引き続き登場するが、全体的には少しマイルドになったような印象を受ける。

今回もまた、女性レプリカントがストーリーの鍵を握り、人造人間が人間に近付くこと(機能が人間らしくなる。突然変異か?)が問題視されている。

特に、前作のブレードランナーと旧タイプのレプリカントの〇〇〇が、今作における最大の焦点と言ったところだ。

 

とりあえず、内容は本作をご覧いただくとして、ストーリーはシンプルながらも、かなり見応えの映画であるのは間違いない。

35年前の作品とは、SFXのクオリティーからすでに別次元にあり、「スタートレック」の最新作など、SF作品には目が肥えているファンにも満足が行く出来となっている。

スニーク・プリビュー(予告)は載せておくが、できれば映画館まで待つのがいいかもしれない。

 

ブレードランナー2049」は、あなたの期待を裏切らない作品だ。

 

 

終わりに

 

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もし、この作品がアカデミー賞にノミネートされるなら、またもやジャレッド・レト(Jared Leto)が賞を獲るかもしれない。

ゴズリングスは文句のない演技を見せてはいるが、レトの役はそれを少々上回っていると言える。

作品賞は、「スター・ウォーズ」との一騎打ちになると面白い、かも。

 

ブレードランナー2049」は、10月27日(金)の公開予定。

 

 


BLADE RUNNER 2049 - Official Trailer

 

 

こちらはアニメだが、これもまた見応えのある作品だ。


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