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秋の長雨とその原因 早秋から晩秋に見られる特徴的な気象現象

今年の夏は、日照時間が少なく、雨の多い季節となりました。

東京都下の8月は、16日もの間雨だったそうです。

あれから2ヶ月、10月31日のハロウィンも、あいにくの空模様に肌寒さを覚えます。

 

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雨こそは降らないものの、どんよりと曇った空は、まるで渋谷辺りのコスプレイヤーに、「早くお家にお帰り!」とでも言っているかのようですね。

秋と言えば、快晴のイメージが強そうですが、様々な気象現象に翻弄される季節でもあります。

特に今年は、台風の影響で雨が続いています。

 

そこで、秋の長雨とその原因について、さらには早秋から晩秋に見られる特徴的な気象現象に、フォーカスしてみました。

 

 

秋の長雨とその原因

 

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長雨は霖雨(りんう)とも呼ばれ、長期に渡り降り続く雨を表す言葉です。

それが秋雨ともなれば、降る時期は8月の下旬から10月の半ばまで。

それ以降に降る雨は、もはや秋雨とは呼べないのかもしれません。

 

雨になるのは、日本海に張り出した秋雨前線が原因です(ユーラシア大陸から日本海側への高気圧と、太平洋高気圧の間に生まれる前線)。

こいつはなかなか意地汚くて、南へ行ったり北へ行ったりしながら、そうそう簡単には消えてくれません。

そこに台風が絡んで来ようものなら。雨脚は一層厳しさを増すばかりとなります。

 

洗えないスーツもこれで大丈夫!嫌な臭いは元から絶たなきゃダメ!

 

余談ですが、和歌に詠まれた長雨は、看板まで吹き飛ばすような暴風雨ではなく、もう少し情緒のある雨だったはずですね。

時代は変わり、紫式部がいた頃とは気象状況もずいぶん変わりました。

 

秋雨前線は、停滞し続ける前線ではなく、寒冷や温暖(前線)に変わったり、挙句にはただの気圧の谷となることもあります。

そのために、どんよりとした晴れ間のない天気が続いたり、神経を逆なでするようなしとしと雨になったりするのでしょう。

ただし、いくつかの条件がそろって大気が極端に不安定になると、映画のシーン顔負けの、絵に描いたような大雨になるのです。

 

そこに、先ほども登場した台風が、秋雨前線に向かって暖かく湿った空気を流し込むので、入道雲が発達し土砂降りとなります。

しかし、事はそれだけでは収まらず、寒気、収束線(気象学上気流が収束しているところ)、さらには低気圧などが発達すると、もっと雨量が増すのです。

また、秋雨前線が通過した後には寒気が入り込むことがあり(一時的に西高東低になった場合)、秋を飛び越して冬になったような、急激な気温の低下が見られます。

山岳地帯や積雪の多い地方では、にわか雪やみぞれが降り、霜なども降るそうです。

 

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この時期に見られる特徴的な気象現象

 

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秋の長雨になる原因は分かりましたが、この季節、ただの長雨だけでは終わりません。

気候が不安定になることで、様々な気象現象が起こります

それでは、どのような現象が起こるのかを見てみましょう。

 

1. 残暑

これは、誰もが知っている秋の代表的な気象現象です。

夏の暑さが後を引く、いつまでも半袖とエアコンのお世話にならなければならない時間です。

もっとも、9月23日までの夏の残り暑気をこう呼びます。

 

2. 秋晴れ

秋の雨と書いて「あきさめ」ですが、これは低気圧の通過によって起こります。

この秋雨が、空気中(大気中)の埃や塵を落とすので、その後から張り出す高気圧によって心地良く乾いた晴天になり、これを秋晴れと言います。

ただ、男心と秋の空(今や女心かも)というように、変動が激しいことでも知られています。

 

3. つるべ落とし(秋の日没もしくは落日)

つるべとは、井戸端にある水をくむ桶と、それに結んだひも、それとひもを巻き上げる滑車のセットです。

つるべ落としとは、この桶とひもが勢いよく井戸の中に落ちる様を表しており、秋の落日の速さを描写するのに使われます。

たった今まで日が照っていたのに、もう日が沈んで真っ暗になることを、「つるべ落とし」と言いました。

 

4. 木枯らし

日本を代表する童謡の一つに「たき火」がありますが、この歌詞にも出てくる木枯らしは、秋を代表する気象現象の一つです。

 

日本の太平洋側地域において晩秋から初冬の間に吹く風速8m/s以上の北寄り(北から西北西)の風。Wikipedia

 

中でも、秒速8メートル以上で、10月の半ばから11月の末までに、北から西北西方面に吹く風は、「木枯らし一号」と名付けられています。

 

5. 早霜(はやじも)

晴れて、風が弱く、気温が3°C近くまで下がる日は、霜がおりやすくなります。

霜がおりるのは、高気圧に覆われて、放射冷却が起こった風の穏やかな夜から朝方にかけてです。

高気圧に覆われていると、雲もなく、地表の温度が下がりやすくなり(空気中の水蒸気が少ないから)、宇宙空間へ逃げる赤外線の量も多くなります。

そして、地面や物体の表面温度が0°C以下になった時、空気中の水蒸気が氷の結晶となって霜を作り出すのです。 

早霜は、秋の農作物にとっては大敵であり、冬の到来を告げるサインにもなります。

 

 

以上が、早秋から晩秋に見られる特徴的な気象現象です。

都会に暮らしていると、あまり使わない言葉もありますが、個人的には、なかなか風流でお洒落だと思います。

うんちくの一つとして、覚えておくのもいいかもしれませんね。

 

今年のおうし座流星群はどうなる?

 

 

終わりに

 

とにかく、最近は、四季の移り変わりが緩慢になりました。

異常気象と呼ぶのが妥当なのでしょうが、それにしても季節感があいまいになったものです。

いつやむのかも分からぬような長雨は嫌ですが、これも風物の一つと諦めましょう。

 

雨が早くやんで、晴れ間の下、気持ちよく布団を干したいものです。

 

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