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干し柿1個の栄養価と健康効果 37gに凝縮されたウソと本当

干し柿は、ダイエットや便秘にも効果のある食品と言われているようです。

ネット上には、干し柿の健康効果を称賛するサイトで溢れています。

たしかに、どの果物よりも一部の栄養価に優れており、一見健康を促進しそうな食品に映りますが……。

はたしてその真相は?

 

今回は、干し柿に関する間違った情報と、健康を維持するために必要な量についてお話しします。

 

 

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干し柿の栄養価

 

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干し柿の栄養価については、いくつかの情報が入り乱れて公開されています。

生柿の栄養価と比べたものや、干し柿一個ではなく、100gに対しての栄養価について語ったものがほとんどです。

そこで、ここでは干し柿1個に対する栄養価と、その健康効果についてまとめることにしました。

 

まずは、干し柿1個の重量を定め、そこに含まれる栄養価を見て行きます。

干し柿1個の重さは、約37gとして計算しています。

 

 

干し柿の栄養価

 

1. 主要成分

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参照元:カロリーSlism

 

 

ご覧いただければ分かる通り、多くのミネラル分が含まれています。

干し柿について書かれたサイトでは、ほとんどが100gでの計算です。

しかしながら、それも柿の大きさと種類でかなりの誤差が生れます(ちなみに市田柿が約100g、蜂屋柿は約350g、三社柿は大きなもので約400gにもなります)。

しかも、水分を取り除いた干し柿にはミネラル分が増えるなどと、間違った記述も少なくありません。

 

生柿1個のカロリーもミネラル分も、それが干し柿になったところで増えるとは考えられません。

生柿1個を干し柿にした場合の重量を37g(大体平均値がこのくらいです)として、その栄養価を調べる必要があります。

なぜなら、干し柿100gとは、平均した大きさの干し柿約3個分に相当し、その分量の糖質やミネラルを摂り続けた場合、いささか深刻な健康被害を及ぼす可能性があるからです。

 

「柿が赤くなれば医者が青くなる」と言われたのは、飽くまでも生の柿を適量食べたときの健康状態を表しています。

たとえば、一日に推奨される繊維質を取るために干し柿だけを食べ続けたら、かなりの確率で肥満や生活習慣病になるでしょう。

「柿の食べ過ぎはかえって毒になる」とは言え、それはどんな食品についても同じことが言えるはずです。

 

 

 2. 干し柿の栄養価(成分)

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参照元:カロリーSlism

 

糖質は、炭水化物から繊維質を除いた分量なので、ここでは、26.38-5.18=21.2gになります。

総重量が37gで糖質が21.2gとは、かなり注意すべき甘さです。

糖質が多いだけにカロリーも高く、これを3個食べるとすると、ベーコンチーズバーガー1個(140g:約370KCal)とさほど大差はありません。

 

 

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干し柿の健康効果

 

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最近では、干し柿を色々な食材とアレンジして食べるのが好まれているようです。

中でも、健康食の強い食べ方は、オリーブオイルに干し柿を浸して食べる方法です。

これはあるテレビ番組でも取り上げられ、視聴者の多くが実践し、その効果のほどが紹介されています。

 

その理由としては、干し柿が多くの繊維質を含んでいるのと、ペクチンが便を柔らかくさせる作用があるからです。

しかしながら、柿には多くのタンニンも含まれており、この物質は腸の蠕動運動(食物を先へ押し流す働き)を妨げることでも知られています。

さらに、カリウムも豊富ですが、このミネラルは摂り過ぎると赤血球の生産をさまたげ(必要以上のナトリウムを水と共に体外へ排泄)るので、体を冷やす原因になりかねません。

 

柿には、タンニン(渋みの原因になるシブオールと呼ばれる成分)とカリウムの量が多く、これは乾燥して干し柿になっても残ります。

どちらの成分も、体温を維持するシステム(タンニンは血液中の鉄分と結びついてヘモグロビンの生成を邪魔します)に不具合を起こすので、少しでも食べ過ぎると体調不良を起こします。

特に、干し柿を数多く食べるなら、相応のリスクは覚悟した方がいいでしょう。

 

それでは、巷で注目されている、干し柿を使ったダイエット法と、便秘の解消法に焦点を当ててみましょう。

 

 

干し柿を使ったダイエット法と便秘の解消法

 

干し柿でダイエット

 

干し柿をたくさん食べると、かえって糖質の取り過ぎになり、ダイエットには不向きな食材と言えます。

それに、タンパク質がほとんどないので、ダイエットを行う場合の代替食にもなりえません。

ダイエット期間中は、糖質の摂取を減らすことが優先になり、カロリーの摂取には脂質を代用するのが普通とされます。

 

以上から、ダイエットを行う場合、干し柿にはなるべく手を付けない方が良さそうです。

 

 

干し柿を使った便秘解消法

 

干し柿には食物繊維が豊富に含まれているので、これが便秘に効果的だと思われている理由です。

ところが、ペクチンとタンニン、それにカリウムの量を考えると、それほど便秘に効果があるとも思えません。

一説には、干し柿をオリーブオイルに浸して食べると、便秘に効果があるそうです。

しかしながら、オリーブオイルそのものが腸で吸収されにくく、おまけに蠕動運動を助けてくれるので、便秘の解消に一役買っていると言えます。

 

オリーブオイルの効果については割愛します(多くのサイトでその効果効能を謳っているので)が、少なくとも干し柿が便秘を解消する一助になっているとは……。

いずれにせよ、干し柿の食物繊維をあてにするくらいなら、切り干し大根(100gで約20グラム)の方がよほど役に立つでしょう。

ちなみに、乾燥きくらげを湯がいて戻せば、繊維質の量では干し柿の4倍に当たります(カリウムは豊富ですが、湯がけばほとんどなくなります)。

 

干し柿では、ダイエットにも便秘の解消にも、それほど特出した効果は見られません。

ただ、袋から出してすぐに食べられることから、便利と言えば便利です。

しかし、なぜダイエットをしなければならないのか、そもそもなぜ便秘になったのかを考えれば、手軽さや便利さだけを追求するのはいかがなものでしょうか。

ひと手間加える時間と心の余裕があってこそ、ダイエットも便秘の解消も、結果が伴うのではないかと思います(ファストフードよりもスローフードが健康には適しているように)。

 

 

干し柿の健康効果はウソなのか食べる量は

 

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ウソと断定するのもどうかとは思いますが、少なくとも健康効果の高い、スーパーな食材とは言えませんね。

果物類では、食物繊維の量は断トツに高く、少量でも強い甘味は満足感を与えてくれます。

カリウムが豊富なので、むくみの解消にも効果的でしょう。

 

とは言え、やはり干し柿だけを毎朝食べるような方法は、間違っても推奨できません。

それに、「干し柿」って結構割高であり、なかなかに贅沢なおやつなのです。

費用対効果を考えても、それほどお得とは思えませんね。

 

「柿が赤くなれば……」の下りでもお話ししたように、生柿を適量(多くても丸1個)食べるくらいが、ビタミンCもたくさん摂れて、健康的なのではないでしょうか。

干し柿は、飽くまでも甘くて美味しいお菓子であり、ダイエット用の食品でも、便秘を解消するための薬でもありません。

結論としては、これをもって干し柿を健康効果のある食品とするには、いささか無理があるようです。

さらに、干し柿を食べるとすれば、大きくても50gまでの物を一つ、味わいながら満喫するのが良いでしょう。

 

 

終わりに

 

最近では、何かにつけてダイエットと絡めようとする風潮があるようです。

個人的には、そう興味のある分野ではありませんが、色々な記事を読むのは非常に面白くためになります。

だからと言って、全てを鵜呑みにはせず、自身でリサーチし、また検証する必要もあるようです。

 

この記事は、全てリサーチをもとに書いています。

ですが、ここに書かれたことを頭から信じずに、ぜひご自身でも調べてみて下さい。

そうすることで、情報の正確さと広い知識が得られます。