さて、いかがなものかと?

ジャンルを問わず、好きなことを好きに書きます。

ニシンのパイは怖いけどにしんそばはなかなか美味い ただ尾頭付きなら食べたくない

ねとらぼを見ていたら、何やらニシンのパイなる料理が紹介されていた。

何でも、「魔女の立急便」でキキが雨の中を運んだパイとかで、相当美味いと評判だ。

だが、ねとらぼで見たニシンのパイの姿と来たら、いくら魚好きな人でもなかなか手が出そうにないインパクトを持っていた。

 

f:id:wwptalk:20180521205942j:plain

参照元:Twitter

 

日本人なら絶対にこんな料理は作らないパイ

上の写真が、実際に焼かれた後のニシンのパイだそうだが、見事にお頭が付いている。

これでは、さすがにニシンが大好きなお人でも、一瞬躊躇するだろう。

だが、下ごしらえの最中は、この程度では済まないのだよ、ヤマトの諸君。

 

f:id:wwptalk:20180521211523j:plain

参照元:pbs.twimg.com

 

上の写真が、その調理過程を表しているのだが、何とも言葉に窮するな。

一つ言えることは、「ニシンをそのままぶっこんだだけやないかいっ!」だね。

パイ生地で包んでしまえば、そりゃニシンのパイにはなるわな。

 

もちろん、中にはしっかりと下ごしらえをするパイもある。

ニシンを三枚におろして、骨を抜いて、しっぽと頭は生ごみとして処理されるようなパイだ。

どこぞの料理もしたことのない人間が、以前放送していた料理番組に出演していたタレントのように、ただの思い付きで食材を無駄に使うのとはわけが違う。

 

f:id:wwptalk:20180521213853j:plain

参照元:https://cookpad.com/recipe/2643139

 

こちらのパイは、さすがに手の込んだ作業をされていて、ニシンもしっかり切り身になっていた。

おそらく、ニシンも迷わずに成仏することだろう。

しかし、ニシンのパイはあまりにも手がかかり過ぎ、その上切って口にするまでは味の保証もできない。

 

そこで、もっと簡単にニシンを味わう方法が、にしんそばだ。

 

にしんそばのすすめ

ニシンをそのまま焼いて食った方が早い!

いや~、おっしゃる通りだ。

だが、それでは面白みもへったくれもないではないか。

 

パイは、小麦粉を練ってパイ生地にするからこそ美味いのであって、中の具だかソースだか分らんものだけを食っても嬉しくない。

それと同じで、ニシンだけを焼いて食べても、にしんそばの味には遠く及ばないというものだ。

それではニシン丼がいいとの声も聞こえて来そうだが、なんとなく生臭く感じて食えたものではなく、だからこそにしんそばがおすすめなのだ。

 

しかも、にしんそばほど凝ったそばはなく、単に焼いたニシンをかけそばの上に寝かせただけの料理ではない。

にしんそばとは、しっかりと下ごしらえの終わったニシンをわざわざ甘露煮にし、そいつをまた温めてそばの上に横たえる。

 

甘露煮とは、魚で作る場合、骨まで柔らかくなるようにゆっくりと長時間煮込み、仕上げに水飴などをさらに加えて照りを出す。 Wikipedia

 

フランス料理にも同じ甘露煮があり、これはグラッセと呼ばれる料理で、ことのほか手間がかかる高級な料理に入るそうだ(マロングラッセの栗を、ニシンに置き換えて作られる)。

北海道と京都の名物だそうだが、北海道は理解できても、なぜ京都なのかは分からない。

京都のお公家さんが、日持ちのするニシンの甘露煮を、かけそばだけでは風流さもないのでトッピングしたのではなかろうか(当時の公家は金が無かったからな)。

 

私は魚が嫌いだ。

できるなら、魚は食卓に上って欲しくない。

だが、パートナーは魚が好きらしく、一週間に一度は魚のにおいが部屋に充満する。

 

においのしない魚はないもんかと思うのだが、魚は焼くと煙とにおいが立ち込める。

話は少し変わって、ビーガンについて思うことがある。

彼らは肉も魚も食べないが、肉や魚を焼くにおいにも嫌悪感を持つのだろうか?

 

たとえば、鰻を焼く香りは、いかな魚嫌いの私でもいい匂いに感じる。

だが、ビーガンはそれすら拒絶しそうだな。

とにかく、魚には極力触れないようにしてみても、一週間に一度はその責め苦に遭う。

 

そんな魚嫌いの私でも、なぜかおいしく感じたのが、にしんそばなのだ。

ま、立ち寄る店にもよるとは思うが、以前食したにしんそばは、ニシンが軽くあぶってあり、外がサクッとしていて骨もなく、魚の臭みも無くて最高に美味かった。

それ以来、にしんそばを食べる機会もないので忘れていたところへ、このニシンのパイについての記述があり、ついにしんそばを思い出してしまったのだ。

 

f:id:wwptalk:20180521221946j:plain

 

聞くところによると、今ではどこでも食えるそうで、昔ほどのありがたみは無くなったらしい。

それに、最近のにしんそばはどれを見てもあまり美味そうには思えない。

にしんそばだけを作って50年とか、そんな店があれば別だが、このそばだけでは商売が成り立ちそうにもないから、この先も出て来ないかもしれないな。

 

代わりにニシンのパイを食う気にはならないし、さてどうしたものか?

美味いニシンの甘露煮だけを買って、それを味のいいそば屋でかけそばの上に載せて食うのはどうだろう?

たぶん、店から叩き出されるだろうな。

 

クックパッドで、ニシンのパイはもういいから、美味いにしんそばを作ってくれないかね?

ただ、非常に残念なことに、クックパッドで見かけるにしんそばほどクソ不味く見えるにしんそばもないものだが(どの料理を見ても美味そうには見えないか)。

やはり、甘露煮だけを持って、そば屋にゲリラ戦をしかけるしか手はないようだな。

 

終わりに

カボチャとニシンのパイをよく見かけるのだが、なぜカボチャでなければならないのだ?

玉ねぎとニシンとか、ズッキーニとニシンとか、アスパラガスとニシンとかも良さそうだぞ。

もちろん、そのどれを作ってもらっても、私は食べないけどね(笑)。