いや~、このブログを更新しなくなってからかなり経つ。
一頃は、アドセンスでも結構な収入を作っていたものだが、今では月に数千円。
見るも無残な状態が続いている。
と言ったところで、今日のタイトルにもある「広告収入」について話してみよう。
もっとも、どうすればアドセンスのRPMが上がるかとか、収益を上げるための方法を説くわけではない。
最近話題になっている、海賊版サイトとか、動画投稿ポータルサイトについての話だ。
ねとらぼの記事によると、広告代理店は、Anitubeを違法動画サイトとは知らずに広告費を支払っていたらしい。
常識的に考えれば、現在放送中のアニメがアップロードされているだけで、それが合法ではないことくらいは分かりそうなものだが、よほど幸せな家庭環境にいる人が運営されているのだろう。
全ての悪を許して下さる、お釈迦様かイエス様のような人に違いない。
話に聞くと、DMMやNTTの広告を、間接的にでもAnitubeに配信していた。
もっとも、上記の企業は、広告掲載NGのサイトをブラックリストに挙げるなど、事前に対策はしていたようだ。
にもかかわらず、Anitubeのような海賊サイトは日々その数を増やし、広告代理店ではその網の目をくぐったサイトに広告を配信していた。
ブラックリストは広告代理店にも配布されていたが、中にはそれを見て見ないふりを決め込んだ業者もいる。
そもそも、広告代理店とは元来から信用のおけない業種であり、あのスーパーブラック企業として名高い、電◯などもその一つ。
最近では、あこぎに利益を上げるだけでなく、人の命まで奪おうってんだから質が悪い。
広告代理店など、その規模がどうであれ、堅気の商売とは程遠い。
以前は、建設業者が反社会勢力とツーカーの仲だと言われたものだが、今では広告代理店に鞍替えしている。
おっと失礼、鞍替えしたのではなく、元々懇意の仲だった。
ここで、ねとらぼで取材をされた代理店のいいわけを見てみよう。
取材を受けたのはZ社らしい(どこやねん?)。
――Anitubeとの取引が始まったのはいつ頃からでしょうか。
Z社:2014年からです。
――月にどれ位の広告費が支払われていましたか。
Z社:月によって変動はありますが、平均で月1300~1500万円程度の取引がありました。
――どういったいきさつでAnitubeと取引を始めることとなったのですか。
Z社:当時の担当者が退職しているため取引に至った経緯は不明です。申し訳ございません。
担当者が不在だから事の顛末が分からないとは、どこのブラック企業でも使う手だ。
そんなもの、記録を見れば明らかだろうに、ここに至ってもまだ白を切る。
――Z社がAnitubeなどの海賊版サイトに広告を配信しているということは把握していましたか。
Z社:海賊版という認識はありませんでしたが、2018年2月にアニメ・マンガ海賊版対策協議会に委託された企業より弊社に問い合わせがあり、Anitubeは海賊版サイトの可能性が極めて高いと判断し、3月末にて取引を停止しました。
――編集部では一連の取材で、Anitubeはブラジルの「ANIGRUPO AGENCIAMENTO DE ESPACOS PUBLICITARIOS LTDA」という法人が運営しており、運営者についてはMaurilio Sueo Nos氏ではないかとみています。この情報についてはいかがでしょうか。
Z社:運営者であるかは把握しておりませんが、弊社が広告取引を行っていた際の担当者はご指摘の方で相違ありません。
どこのどいつが運営者だろうと関係ないが、ブラジルと聞いたら一応はマークすべきだろう。
大抵の場合はペーパーカンパニーで、実在する人物かも分からない。
日本でのブラジル人による犯罪件数を見てみれば、上から三番目に高い数字を出している。
「ブラジル人を見たら◯◯◯◯と思え」とは言わないが、頭から信じるのはいかがなものか?
違法サイトで月1300万って、何もしないで黙っていても、毎月独りでに入ってくる額にしては多過ぎる。
まるで、新聞を横取りしては自分たちのストアで売りさばく、昔のマフィアの手口のようだ。
――海賊版サイト等に広告が出てしまう可能性について、クライアントには説明していましたか。またクライアントから「Anitubeに出稿したい」など、海賊版サイトを指定して出稿するケースはありましたか。
Z社:海賊版サイトと認識しておりませんでしたので、弊社から特段の説明はしておりませんが、クライアントよりAnitubeと媒体指定されるケースもありました。
――社内で配信先の選定を行う判断基準などは存在しましたか。
Z社:弊社サービスをご利用いただくにあたりまして、利用規約に同意して頂くことで広告掲載が開始されます。しかしながら違法性のある、または違法性の高い媒体を全て排除できているわけではないため、著作権者等からの問い合わせ・通報を頂き次第、調査の上速やかに掲載停止の対応をとっております。
――結果的に海賊サイトに資金を提供し、著作権侵害のほう助を行っていたことについてどのように考えていますか。
Z社:結果的には海賊版サイトへの資金を提供していた形になってしまったことは事実ですので、今後は管理体制を強化し健全化を推進してまいります。
広告を掲載する際に、そこがどのようなサイトなのかはチェックしないのかね?
ーーしかしながら違法性のある、または違法性の高い媒体を全て排除できているわけではないため、著作権者等からの問い合わせ・通報を頂き次第、調査の上速やかに掲載停止の対応をとっております。ーー
とは言ってみたものの、どんな相手と仕事をするかなどは、初めから分かっているはず。
このような答弁ができること自体、鼻からチェックシステムが無いと言っているようなものではないか。
Anitubeなんて、サイトを開けば一発分かるぜ。
海賊サイトではなくても、違法サイトであることは一目瞭然。
動画を視聴する前には広告が出ているので、「見ていませんよ、知りません」では通用しない。
Anitubeの他には、MioMioなどもあるが、海外のサイトならその数はほぼ無数と言える。
ちなみに、Anitubeは閉鎖されたのかもしれないが、Anitube Brasilという名で既に動画サイトがアップされている。
他には、AnimeUpdateやKiss、それにB9などはガンガンに違法アップロードを更新中だ。
ヒマワリ動画にSayMoveなども、立派に海賊サイトでしょうに。
まだまだ上げれば切りはないが、そのどれにも、アドセンスや他社の広告が貼られているよ。
知らぬはお上ばかりなり、だ。
みんな知ってて知らぬふり。
見ざる言わざる聞かざるは、何年経とうがなくならない。
世の中の80%は事の分別が利かず、残りの20%にも、分別はつくが見えないふりをする輩がいるわけだ(金持ちだろうが貧乏だろうが、そんなの関係ね~)。
もしも、日本人の民度がそこまで高いなら、駅前の違法駐輪は無くなってるさ。
「誰かがやるから自分がやっても大丈夫」なんてのは、それこそゲスの考えだ。
さすがに、フィリピンやタイと比べてもらっては困るが、大〇の一地方はそれほど変わりもしないでしょ。
そのうち、日本もブラジルや中国と同じで、ゲス大国になるかもね。
かく言う私はどうかって?
ん~、少なくとも違法駐輪はしないかな。
それ以外では、やはりゲスの要素は満載だ。
こりゃ、困ったね。